今うちのマンションは取り替え工事でエレベーターが使えません。約1ヶ月、使えません。
ちなみに我が家は6階です。エレベーターが使えないと正直しんどいです。
でも使えないからこそ、使えることのありがたみが分かるのは確かです。


エレベーターは毎月定期点検で止まることはありましたが、点検はせいぜい1、2時間で、そんなに不便は感じませんでした。
こんな風に長期間止まることは、あの大震災以来です。



あの時、遠く離れた当地方も結構長く酷く揺れました。
でも揺れ自体での被害は大してありませんでした。
それでもエレベーターやガスは安全装置が作動して止まりました。
計画停電が始まり、スーパーの棚はがら空きになり、ガソリンスタンドは長蛇の列になりました。

当方比較的温暖な地ですが、それでもまだ朝晩は冷える時期でした。
エアコンもこたつも使えず布団にくるまり、ろうそくや懐中電灯の灯りで看護記録を書いたりしました。
でも被災地の人に比べれば、1日数時間程度の計画停電やスーパーの品数が減ったくらいはどうということはありません。
あの時の体験は、むしろ、電気やガスや水道のありがたみを再認識できた貴重な体験でした。
スイッチを入れれば灯りが点くことも、レバーを上げれば水が出ることも、6階にエレベーターで一気に上がれることも、決して当たり前のことでは無くて実はすごいことだったんだなと、思いました。



さて今回のエレベーター取り替え工事です。今月いっぱい掛かります。
母は当初「それじゃああたしは4月になるまでどっこも行けないねえ(´・ω・`)」と言っていましたが、通院と年金事務所の手続きとで2回、既に階段で6階から上り下りしています。もちろん時間はものすごく掛かりましたが。
母はすっかり自信をつけて、近日中に隣町の妹のところに行くから又頑張って階段下りる! と言っています。

昨年末ほぼ寝たきりで、歩行車にすがっても数歩しか歩けなかったことを思えば、ものすごい回復です。
母は薬が合って痛みが軽減されただけで、脊柱管狭窄症自体が治ったわけではありません。ですが、もう高齢ですし、本人がストレス無く生活できているのなら、このまま行けるところまで手術はせずに行こうと、母も私も考えています。

高齢化社会なので、母と同じ脊柱管狭窄症の方もいっぱいいらっしゃるかと思います。激痛や痺れで歩けなくて、本人もご家族も辛い思いをしているかと思います。
でもうちの母のように、高齢で、寝たきりまで行っても再び歩けるようになる場合もあるので、どうか絶望せずに養生して下さい。

あれ? エレベーターの記事から趣旨がずれちゃいました。まあいいか…(^^;)。