3LDKのマンションに住んでいます。
買ったあと、後悔まではいかないけど
「独り暮らしにはここまでの広さは要らなかったかな?」
と思うことはありました。
家具や物が多いタイプでもないし、1LDK…いや1Kでも暮らせただろうし、そもそも買わなくても賃貸でも良かったんじゃないかと思ったこともありました。コスパで言えば賃貸のがずっといいですしね。
でもこうやって母を引き取ることになってみれば、3LDKで良かったです。賃貸の1Kでは引き取りたくても無理だったでしょう。

数年前に浴室と洗面所のリフォームをしました。
マンションの狭い浴室なのに介助バーが2本も付きました。正直
「要らねー!」
と思いましたが、オプションではなくデフォで付いてるものだそうで、しょうがないな…と諦めてました。
ですが現在この介助バーは母によって使われています。
「あって良かったよー。これが無かったら1人では入れなかったよー」
と母は言います。

浴室と同時に洗面所もリフォームしてありました。
元は丸い小さなおしゃれなボウルが設置されていましたが、自分は見てくれより実用性を重視して、四角くて大きくて底の深いボウルに変えてありました。バケツとかがドンと置けます。
これも、
いくら実用重視とは言えあまりに色気が無かったかな
…と思ったこともあったのですが、母の介護が始まって汚れ物が出た時重宝することになりました。


マンションを買ったときも、リフォームしたときも、母を引き取るとか介護とか、全く考えていませんでした。
だから結果オーライになったのは本当に偶然です。
その時その決断をした過去の自分にありがとうと言いたいです。
現在の私も日々大小の決断をしているわけですが、それが5年後10年後の自分にありがとうと思って貰える結果になればいいなと思いますが、こればっかりはその時が来てみないと分かりません…。