マグネット脱着式蛇腹型猫脱走防止ゲートでけました
以下はDIYど素人が、超へたくそな猫脱走防止ゲートを作った顛末記です。
こんな記事でももしかしたら、これからDIYで猫脱走防止ゲートを作ろうとしている人の参考に多少はなるかもしれないと思い、書きました。
非常に長たらしい文章になってます。短くまとめる文才が無かったです。すみません。
玄関からの猫の脱走防止対策を早急にする必要があり、
(→『早急に猫脱走防止ドアを検討しなくてはなりません』)
どういう風にしたらいいのか、色々考えてました。
まず、誰が作るのか?
・プロに頼む→早くてきれいな仕事をしてくれるでしょうが、当然とっても高額→却下
・市販の脱走防止ゲートを買う→それなりに高額。既製品のため、我が家の欲しいサイズが無い→却下
・自作する→まともなものを作れる自信は無いけど、他に選択肢が無い→採用
↓因みに設置場所はここです。ゴミ袋とかあるのは気にしないで下さい(^^;)
閉めきりの柵なら比較的簡単に作れると思います。
しかし、人間様が出入りしたいので、『開閉出来る』ように作らなくてはなりません。
これは、DIYなんてしたことないBBAにはハードルが高いです。
でもトラオのために、やるだけやってみることを決意。
DIYすることは決まりました。
ではどういう開閉形式にしましょうか?
・引き戸→引き戸や回転扉を設置するだけの余地が無い→却下
・押す或いは引いて開ける1枚ドア→ただでさえ狭い廊下の横幅より、開口部を更に狭めることになります。婆の車いすや歩行器、救急搬送時のストレッチャーの出入り等が大変になります→却下
・アコーディオンカーテンや屏風のような蛇腹形式→廊下横幅の損失が少ない→採用
開閉形式は決まりました。
次に素材を何にしようか悩みました。
・DIY猫脱走防止扉の王道、ワイヤーネットか?
→向こうが見える、風が抜ける点は○。
しかし、にゃんこが網目に足を掛けて登れるため、天井までぴったり覆う高さに作らなければならない。
→いくら薄くて軽い百均のネットを使っても、それなりの重量の扉になる。
→とりあえずは却下。他に良い案がなければ採用?
・木製ラティスや、アルミ製の外構用フェンスを転用
→ワイヤーネットより更に重そうなので
→却下
・ポリカの波板や中空ポリカ
→視認性はいい。強度、自立性もそこそこ。
でも堅いのでBBAに切ったり折ったりは難しい。
更に致命的なのは、売っている規格サイズがどちらも畳1畳分くらいで、自分の小さな車には入らない。
→悔しいけど断念
・プラダン→
中空ポリカより強度が劣るけど、その分柔らかくて加工はしやすい。
中空ポリカより安価。
でもやっぱり致命的に1枚がでかくて車に積めない
→却下
…じゃあどうすんねん、使える素材が無いやんけ。
と思いましたが。
BBAにも扱えそうな素材が1つだけ、ありました。
『プラダン製の折りたたみ養生シート』。
1枚売りのプラダンに比べて、ぺらっぺらに薄いです。
その分軽くて切ったり折ったりしやすいです。
その分強度が落ちるわけですが。
そこはもう、他に選択肢がなかったのでしょうがないです。
そして最初から折りたたまれた状態で売っていますので、小さな車にもこれなら入ります。
(と言うか、DIYショップであれこれ見たけど、車で持ち帰れそうな素材がこれしか無かったです。)
そして安価(1枚280円でした)なので、仮にDIY失敗したとしても、諦めがつきます。
最初から蛇腹折りになってるので、折る加工も要らないです。
素材が決まったところで、その固定方法を考えます。
蛇腹折りになっている養生シートは、一種の屏風ですので、自立します。但しちょっと猫が突撃すれば倒れるでしょう。
猫の頭突きや風でも倒れないようにしなければなりません。
衝立や屏風の左右に立てるための脚が付いているものがありますよね。ああいう感じで脚を付けたらどうかな?
→脚自体はL字金具等で工夫すれば付けられそうだけど…
→脚がいくら立派でも養生用プラダン自体の強度が少なすぎます。木の板みたいな堅くてしならない物だから、脚を履かせると衝立になるわけで。養生シートでは無理です。
→却下
天井付近にカーテンポールのように横に突っ張り棒を渡して、そこから吊すことも考えました。
ただでさえ狭いマンションの廊下に柱とか突っ張り棒とか立てなくて済む点で、魅力的でした。
→でも、養生シートは薄くて軽い素材です。上から吊っただけだと、風や猫の突撃で押されて下に隙間ができてしまう可能性があるのでは?
→下に重しやつっかい棒的なものをして、簡単に押されないようにする
→人間が出入りするたびに重しを載せたり外したりすることを考えると、とても面倒臭い→却下
→左右の壁に屏風の左右を何らかの方法で固定する
→左右の壁面に固定するなら、上から吊ってる必要は無いのでは??
――というわけで、養生シート屏風は、左右の壁面に固定することにしました。
では具体的な固定方法はどうするか?
ネットでは左右に突っ張り棒を立てて、片側を結束バンドやサドルバンドで固定、もう一方を開閉できるように工夫している例が多かったです。
市販品も突っ張り棒形式が多かったです。
2×4木材+ディアウォールという例も結構見かけました。
…でもDIY音痴BBAは、できれば突っ張り棒すら立てたくありません。床と垂直に立てる自信がありません。
もっと簡便な方法がないじゃろうか?
ネットを探してさすらっていると、
『屏風(状のプラダン)を左右の壁にマジックテープで留めている』
という方がいらっしゃいました。
これだ! と思いました。
軽いプラダンだからこそ可能な留め方。
ワイヤーネットやウッドラディスでは、さすがにマジックテープでは固定しきれないでしょう。
ただちょっと気になるのは、マジックテープは使っているうちに結構すぐに劣化して付きが悪くなることです。
そうしたら新しいマジックテープに付け替えれば済むことですけど、その手間さえも不要な、劣化しにくい留め具が何か無いのだろうか?
そうだ、強力マグネットで留めたらどうじゃろう?
――ようやくトラオ様専用脱走防止ゲートの構想がまとまりました。
『プラダンの養生シートで』『左右の壁にマグネットで留める』
やってみて駄目だったら、又他の方法を考えれば良いのです。
とりあえず必要物品を買ってきました。
↓早速チェックするトラオ様
・養生用プラダン折りたたみシート 910×1820mm:280円×2枚
・百均のマグネット 4個入り:100円×5セット
・百均のブリキ板:100円×7枚
・百均の両面テープ:100円×2個
・百均じゃない両面テープ:980円×1個
・トラオへの愛:プライスレス
--------------------
合計 税込で約3,200円
試しにシートを1枚あてがってみます。当然のようにチェックするトラオ様。
ブリキ板を、壁に貼り付けます。マグネットの受け部分です。
左は壁が無いので、洗面所のドア枠にブリキを貼りました。
シートにマグネットをどうやって付けるかは悩みました。あんなちっこいの両面テープでつけるの難しそうだし。ボンドじゃくっつかなさそうだし…。
↓悩んだ末に紙のパックに入ったままくっつけることにしました。紙なら両面テープでがっちりつきますし。仕上がりの美しさ? 何それ美味しいの?
↓完成品。高さは150㎝で作ってみました。
足りないようなら、重ねを無くすことで、182㎝までは上げられます。
左右の幅は150㎝あれば足りますが、今回は182㎝のままとりあえず設置してみました。切った方が安定が良いようなら150㎝にします。
くっつき力が弱いようなら、マグネットを買い足します。
それでも駄目なようなら、観念して、突っ張り棒を立てて結束バンドで固定する方式に変更します。
とりあえずはこれで、トラオ様の身体能力と根性の様子を見ます。
長い文章を最後までお読み頂きありがとうございます。
短くまとめるって難しいですね(^^;)。
こんな記事でももしかしたら、これからDIYで猫脱走防止ゲートを作ろうとしている人の参考に多少はなるかもしれないと思い、書きました。
非常に長たらしい文章になってます。短くまとめる文才が無かったです。すみません。
玄関からの猫の脱走防止対策を早急にする必要があり、
(→『早急に猫脱走防止ドアを検討しなくてはなりません』)
どういう風にしたらいいのか、色々考えてました。
まず、誰が作るのか?
・プロに頼む→早くてきれいな仕事をしてくれるでしょうが、当然とっても高額→却下
・市販の脱走防止ゲートを買う→それなりに高額。既製品のため、我が家の欲しいサイズが無い→却下
・自作する→まともなものを作れる自信は無いけど、他に選択肢が無い→採用
↓因みに設置場所はここです。ゴミ袋とかあるのは気にしないで下さい(^^;)
閉めきりの柵なら比較的簡単に作れると思います。
しかし、人間様が出入りしたいので、『開閉出来る』ように作らなくてはなりません。
これは、DIYなんてしたことないBBAにはハードルが高いです。
でもトラオのために、やるだけやってみることを決意。
DIYすることは決まりました。
ではどういう開閉形式にしましょうか?
・引き戸→引き戸や回転扉を設置するだけの余地が無い→却下
・押す或いは引いて開ける1枚ドア→ただでさえ狭い廊下の横幅より、開口部を更に狭めることになります。婆の車いすや歩行器、救急搬送時のストレッチャーの出入り等が大変になります→却下
・アコーディオンカーテンや屏風のような蛇腹形式→廊下横幅の損失が少ない→採用
開閉形式は決まりました。
次に素材を何にしようか悩みました。
・DIY猫脱走防止扉の王道、ワイヤーネットか?
→向こうが見える、風が抜ける点は○。
しかし、にゃんこが網目に足を掛けて登れるため、天井までぴったり覆う高さに作らなければならない。
→いくら薄くて軽い百均のネットを使っても、それなりの重量の扉になる。
→とりあえずは却下。他に良い案がなければ採用?
・木製ラティスや、アルミ製の外構用フェンスを転用
→ワイヤーネットより更に重そうなので
→却下
・ポリカの波板や中空ポリカ
→視認性はいい。強度、自立性もそこそこ。
でも堅いのでBBAに切ったり折ったりは難しい。
更に致命的なのは、売っている規格サイズがどちらも畳1畳分くらいで、自分の小さな車には入らない。
→悔しいけど断念
・プラダン→
中空ポリカより強度が劣るけど、その分柔らかくて加工はしやすい。
中空ポリカより安価。
でもやっぱり致命的に1枚がでかくて車に積めない
→却下
…じゃあどうすんねん、使える素材が無いやんけ。
と思いましたが。
BBAにも扱えそうな素材が1つだけ、ありました。
『プラダン製の折りたたみ養生シート』。
1枚売りのプラダンに比べて、ぺらっぺらに薄いです。
その分軽くて切ったり折ったりしやすいです。
その分強度が落ちるわけですが。
そこはもう、他に選択肢がなかったのでしょうがないです。
そして最初から折りたたまれた状態で売っていますので、小さな車にもこれなら入ります。
(と言うか、DIYショップであれこれ見たけど、車で持ち帰れそうな素材がこれしか無かったです。)
そして安価(1枚280円でした)なので、仮にDIY失敗したとしても、諦めがつきます。
最初から蛇腹折りになってるので、折る加工も要らないです。
素材が決まったところで、その固定方法を考えます。
蛇腹折りになっている養生シートは、一種の屏風ですので、自立します。但しちょっと猫が突撃すれば倒れるでしょう。
猫の頭突きや風でも倒れないようにしなければなりません。
衝立や屏風の左右に立てるための脚が付いているものがありますよね。ああいう感じで脚を付けたらどうかな?
→脚自体はL字金具等で工夫すれば付けられそうだけど…
→脚がいくら立派でも養生用プラダン自体の強度が少なすぎます。木の板みたいな堅くてしならない物だから、脚を履かせると衝立になるわけで。養生シートでは無理です。
→却下
天井付近にカーテンポールのように横に突っ張り棒を渡して、そこから吊すことも考えました。
ただでさえ狭いマンションの廊下に柱とか突っ張り棒とか立てなくて済む点で、魅力的でした。
→でも、養生シートは薄くて軽い素材です。上から吊っただけだと、風や猫の突撃で押されて下に隙間ができてしまう可能性があるのでは?
→下に重しやつっかい棒的なものをして、簡単に押されないようにする
→人間が出入りするたびに重しを載せたり外したりすることを考えると、とても面倒臭い→却下
→左右の壁に屏風の左右を何らかの方法で固定する
→左右の壁面に固定するなら、上から吊ってる必要は無いのでは??
――というわけで、養生シート屏風は、左右の壁面に固定することにしました。
では具体的な固定方法はどうするか?
ネットでは左右に突っ張り棒を立てて、片側を結束バンドやサドルバンドで固定、もう一方を開閉できるように工夫している例が多かったです。
市販品も突っ張り棒形式が多かったです。
2×4木材+ディアウォールという例も結構見かけました。
…でもDIY音痴BBAは、できれば突っ張り棒すら立てたくありません。床と垂直に立てる自信がありません。
もっと簡便な方法がないじゃろうか?
ネットを探してさすらっていると、
『屏風(状のプラダン)を左右の壁にマジックテープで留めている』
という方がいらっしゃいました。
これだ! と思いました。
軽いプラダンだからこそ可能な留め方。
ワイヤーネットやウッドラディスでは、さすがにマジックテープでは固定しきれないでしょう。
ただちょっと気になるのは、マジックテープは使っているうちに結構すぐに劣化して付きが悪くなることです。
そうしたら新しいマジックテープに付け替えれば済むことですけど、その手間さえも不要な、劣化しにくい留め具が何か無いのだろうか?
そうだ、強力マグネットで留めたらどうじゃろう?
――ようやくトラオ様専用脱走防止ゲートの構想がまとまりました。
『プラダンの養生シートで』『左右の壁にマグネットで留める』
やってみて駄目だったら、又他の方法を考えれば良いのです。
とりあえず必要物品を買ってきました。
↓早速チェックするトラオ様
・養生用プラダン折りたたみシート 910×1820mm:280円×2枚
・百均のマグネット 4個入り:100円×5セット
・百均のブリキ板:100円×7枚
・百均の両面テープ:100円×2個
・百均じゃない両面テープ:980円×1個
・トラオへの愛:プライスレス
--------------------
合計 税込で約3,200円
試しにシートを1枚あてがってみます。当然のようにチェックするトラオ様。
ブリキ板を、壁に貼り付けます。マグネットの受け部分です。
左は壁が無いので、洗面所のドア枠にブリキを貼りました。
シートにマグネットをどうやって付けるかは悩みました。あんなちっこいの両面テープでつけるの難しそうだし。ボンドじゃくっつかなさそうだし…。
↓悩んだ末に紙のパックに入ったままくっつけることにしました。紙なら両面テープでがっちりつきますし。仕上がりの美しさ? 何それ美味しいの?
↓完成品。高さは150㎝で作ってみました。
足りないようなら、重ねを無くすことで、182㎝までは上げられます。
左右の幅は150㎝あれば足りますが、今回は182㎝のままとりあえず設置してみました。切った方が安定が良いようなら150㎝にします。
くっつき力が弱いようなら、マグネットを買い足します。
それでも駄目なようなら、観念して、突っ張り棒を立てて結束バンドで固定する方式に変更します。
とりあえずはこれで、トラオ様の身体能力と根性の様子を見ます。
長い文章を最後までお読み頂きありがとうございます。
短くまとめるって難しいですね(^^;)。
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※追加記事、あります。
【2019/6追加記事】→『自作猫脱走防止ゲートのその後』
【2020/12追加記事】→『自作のマグネット脱着式蛇腹型猫脱走防止ゲートのその後』
うちの近所の野良猫(半野良?)は1メートル半近くあるブロック塀を楽々と越えて侵入逃走してきますがトラオ君はどうでしょう(笑)
返信削除トラオ選手、高跳びの記録更新ができるのか気になります
Dark Knight B様、コメントありがとうございます。
返信削除今のところ150センチの壁は、越えられてません(^^)/
ツルツルした素材だからでしょう。ブロック塀やワイヤーネットのように足がかりになる素材だと、うちの鈍くさいトラオでも多分150では越えてしまうと思います。