2月からこっち、竹藪バトルのために殆ど毎日出掛け、殆ど毎日トラオは留守番でした。

トラオは少しずつ食欲が落ちていきました。

カリカリの種類を変えたり、時間をずらしたり、工夫しましたが著効見られず。

ここ2~3日にいたっては、殆ど食べないような状況でした。


元々小柄で小食な猫でしたが、いっとき4キロ近かった体重が3.5キロになってしまいました。
洋猫で雄猫で3.5キロは相当少ない数値だと思います。

一応獣医さんには見て貰いましたが、身体的には大きな問題は見当たらず。


――ハンストか? 
ハンストなのか?
と言うか、猫ってハンストとかするのか?!

留守番続きで確かにトラオはご機嫌斜めモードなのは、私も分かってはいました。
だって、ものすごい悪い目つきで、ちらちら私の方を見るんです。
でも私が見返すとフイっと目を逸らしてしまいます。
私が撫でようと手を伸ばすと、フイッと避けて行ってしまいます。

違う。
違うんやで、トラオ。

お前に淋しい思いをさせたくて、連日竹藪バトルに行ってるんじゃないんやで。
むしろ逆や。

今行っておかないと。
婆が存命の今のうちに、できるだけ竹藪や汚屋敷を片付けておかないと。

今なら婆とお前でお留守番させられるけど。
婆が居なくなったら。そん時まだ竹藪バトルが残っていたら。お前を本当にひとりぼっちで連日留守番させなあかんねんで?

…なんて、猫に言っても分かるわけないけど。
そもそも、言ってすらないけど…。

とりあえず、毛皮のもこもこに嫌われて避けられると、下僕は切ない(^^;)
日々竹藪バトルと婆介護に明け暮れる私には、トラオしか癒やしがないというのに(;ω;)。

とかいう愚痴を、猫飼い歴の長い知人にぐちぐちこぼしましたら。
アドバイスを貰いました。
「大好きじゃ、かわええ、ええ子じゃと声をいっぱいかけなはれ。そしてこれでもかとスキンシップをとりなはれ」
「食事中は、付いていて撫でくりながら『ええ子じゃ、ええ子じゃ』と声を掛けなはれ」


えー? そんなん、食事時にうっとうしくされたら、嫌やないんか? 自分だったら嫌やけど…。
と思いつつ、ベテラン猫飼いさんのアドバイスに従ってみました。

ご飯の皿に向かうトラオの背中を撫でくりながら、慣れない裏声で
「ええ子じゃ~、トラオはええ子じゃのう~」




結果。

明らかに食べが良かった(。・ω・。)。
アドバイスをくれた友人、ありがとう。


そうか。
トラオあんた。
私がトラオをを大好きなことなんて、言わなくても分かってるだろうと思ったけど。
言葉や態度で示して貰わないと、不安になるタイプだったんか。
あれか、ドラマでよく観る、
「私と仕事、どっちが大事なの?」
という女のタイプか。
めんどくさいやっちゃなー(。・ω・。)
そんなん、「お前が大事だから仕事頑張ってるんだろう」に答えは決まっとるやないですか。
でも言って欲しいのか。
言わなきゃ分からないタイプか。

じゃあこれから何度でも言ってやろう。

下僕はトラオが大好きじゃい!!!