数日前。
婆「歯が折れた(。・ω・。)」

婆は自歯が2本しかありません。
その2本にブリッジを架けるような形で義歯を装着しています。

その2本の内の1本が折れたらえらいことやないかい!

早速歯医者の予約を取りました。
最短で予約の取れる日は、予約の取れる時間が16時半しか空いていませんでした。

でも時間が遅いとか早いとか言ってられません。
本来2本で支える義歯を1本で支えている状態です。
その1本に負荷が掛かっているのは明白です。
力尽きてそれこそ折れてしまうかもしれません。
そうしたら0本になってしまいます。

…と言うわけで、歯医者に行ってきました。
予約を取っていても、更に遅くなるのは病院の常。仕方ありません。

家に帰ってくる頃には、辺りはすっかり暗くなっていました。



これはヤバイのでは、と思いました。

トラオのことです。

日中はよく留守番させてますが、暗くなるまで留守番させたことは無かった。
しかも、そんなに帰りが遅くなるとは思っていなかったので、部屋の灯りは点けてこなかった。
日中の留守番でも、留守番中はトイレも行かずご飯も食べず、タオルケットの下に隠れているような臆病な猫です。

これは、やばい。
実に、やばい。


トラオは、我々が玄関ドアを開けて帰還する際、今までは飛び出してきたりすることはありませんでした。何しろどこかに隠れてぷるぷるしているので。



自宅の門を開け、玄関ドアに近づいたとき、屋内から「ちりん」とトラオの鈴が鳴ったのが聞こえました。
(あ、これ、ドアの近くまで来とる)
と思いました。
だから、気をつけてそろそろと開けたつもりでした。

でも猫は、私が思っていたより液体でした。
脚の横をつるりと擦り抜けて、トラオは玄関ポーチに出てきました。

トラオが自分から外に出たのは初めてでした。
今までは、外に出るのは、キャリーバッグに入れられて病院に行くときだけでした。

暗くなって、いつも夕ご飯を貰う時間になっても下僕達は帰ってこない…きっと不安で、恐くて、臆病猫が必死の勇気を振り絞って玄関まで来たのだと思います。




幸いすぐに捕獲できて、事なきを得ましたが。


トラオは、自分の足で外に出られると言う事実を知ってしまいました。



(=^..^=)「外は恐いけど、ひとりで留守番するくらいなら一緒に行くにゃー」
(=^..^=)「早く外に慣れたいから、ちょっと探検してくる」

だから玄関ドアを開けろと。ドアの前に行ってはニャーニャー鳴きます。



それが、昨日の話です。
今日、自分は1人で竹藪整備に出掛けました。
婆がトラオと留守番しました。

婆「あかんで。夕方になったら玄関のドアの前に行って、あんたを待っとったで。あんたがドア開けたらトラオが出てまう思ったから、リビングのドア可哀想だけど閉めたで」

我が家の間取りは、リビングのドアを閉めると、玄関にも行けませんが、洗面所や浴室、私の部屋にも行けなくなってしまいます。

リビングにも置いてあるけれど、トラオは洗面所に置いてあるバケツの水の方が好きです。

そして我が家で1番涼しいのが洗面所です。
もうちょっと暑くなれば、リビングのクーラーを入れますけど。
問題は、クーラーを入れるほどじゃないけど、西陽の射す時間帯にはちょっとリビングが暑いかもしれない微妙なこの時期です。

猫は自分で暑くなったら涼しい場所、寒くなったら暖かい場所へと移動します。
リビングのドアを閉めてしまうと、トラオがそう出来なくなってしまいます。



――洗面所にも私の部屋にも自由に行き来出来る。でも玄関ドアには近づけない――と言う位置に、もう1つドアを付ける必要がありそうです。

ネットで市販のものを色々見ましたが、サイズや性能等いまひとつ。
大工さんに作り付けて貰えば、希望通りのものができるでしょうが、高額。
結局自作するしかないのか…というところですが、自分にはDIY能力はあまりありません。

でも早急に対策しなければなりません…。






「留守番はもう飽きたにゃ!」