竹藪の掘っ建てハウスに、大根とインゲンの種がありました。

インゲンの方は封が開いていたため、中身はカビカビで腐っていました。

大根は未開封だったので、一見種は無事に見えます。
でも、10年前のか20年前のか定かじゃありません。
当然、賞味期限的なものは切れているでしょう。

発芽する可能性は限りなく低いでしょうけど。捨ててしまうよりは…。

というわけで、大根を竹藪伐採地に蒔いてみることにしました。


気休めで土を掘ります。直蒔きよりはマシじゃないかと思って。
竹の根がびっしり土を固めていて、掘ると言うほどの深さは掘れないんですけど。

↓深さ3センチ横幅30センチくらいの穴を掘りました。穴というか…溝…?


↓男らしく大胆に種をばらまきます。女ですけどね。丸いつぶつぶが種です。

この後気休めで土を少し上に掛け、少量の水を掛けました。



…うん。
野菜なんて作ったことないけど。
この土地で大根が育つわけがないのは分かる。
鍬が3センチしか入らないような硬い土で、大根が下に伸びようがありません。
でも、大根はこの際期待しないから、これだけの数の種があるなら、1粒くらい発芽して、葉っぱだけでも生やせばいいと思う。蒔かれることすらなく掘っ建てハウスとともに放置されるよりはいいんじゃないかな? 人間のエゴかも知れないけど。



ちょっと昔、ネットで知り合った東北の方の人に、『まっか大根』なるものの話を聞きました。
真っ赤大根じゃないですよ。『まっか』というのは『曲がった』という意味らしいです。
つまりマンドラゴラ的な、勝手に畑を歩き去って行きそうな形状に育ってしまった大根を指します。
たまにネットでも写真を見かけますよね。何やら妖しくも艶めかしい美脚の大根を。

『まっか大根』は大黒様へのお供え物だそうです。
五穀豊穣や一家の繁栄を祈るのだそうです。

子孫繁栄、安産、多産を祈るためのお供え物のため、より色っぽくていやらしくてセクシャルな大根の方が喜ばれるのだとか。


…もし、今日蒔いた大根が発芽して、育つとしたら。
絶対普通の大根にはなれないでしょうが。
超立派なまっか大根になるチャンスはあるのではと思います。


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↓本日1番育ってるタケノコ。高さ40センチくらいですかね。


孟宗竹のタケノコは、半ば土中に在るものを掘り出して収穫するらしいです。
真竹はこのように土から完全に出た状態での収穫となります。孟宗竹のタケノコより細くて柔らかいので、丈が50センチ以上に育っていても食べられるそうです。