何故引きこもりは筋トレしたがるのか
すいません、筋トレしてる引きこもりの人に喧嘩売ってるわけじゃないです。
自分も似たような体験あるから、気持ちは分かります。
この記事は、非難するわけじゃなく、何故そういう行為に至るのかを淡々と考察していきたいだけの記事です。
引きこもりで筋トレしていても、「1ヶ月後に建設現場で働くことにしたから体力つけてる」とか、「引っ越しバイトをしたいから筋力つけたい」とか、具体的に目標があってやってる人は、除外します。ここでの考察には当てはまりません。
ここで考察するのは、「肉体労働で働く気なんてさらさらないくせに筋トレしている引きこもり」についてです。
「不動産屋に就職する予定も気持ちもさらさらないくせに宅建資格を取ろうと勉強している」
「外国に行く予定もない(そもそも家から出られない)くせに一生懸命英会話を勉強する」
なども全て同じことです。
又、引きこもりに限らず、社会に出て働いている人でも、自分の仕事に全く関係もなく今後役立ちそうもないような分野の勉強を始めたり、資格取得をしようとしたりするのも、根本的には同じです。
そうやって身につけたものが、今は役に立たなくても、巡り巡って将来役立つことはあり得ます。
でも直近の数ヶ月、半年、1年のスパンで考えた場合、全くの無駄です。使う予定がそもそも無いのですから。
筋トレの場合、やれば体の筋肉量が増えます。
筋肉質の体は代謝が高いです。
つまり太りにくいと言うことです。
いいことのように聞こえますが、裏を返せばエネルギー効率の悪い体と言うことです。
生き延びるために、筋肉質の人はぽっちゃり体型の人より、より多くのカロリーを消費します。
つまり、無職のくせに食費のかさむ体をわざわざ作ろうとしているのです。
では、何故人はそんな馬鹿げたことをするのか。
する以上は理由があります。
自分もかつて、若い頃、勤めはしていましたが、同時に意味も無く英会話を学んだり、金属工芸に手を出したり、簿記を勉強しようとしたり、していました。
結局の所それらは全て、代替行為なのだろうと思われます。代償行為と言っても同じだと思います。
引きこもりを好んで行なっていて、引きこもり生活を満喫している人は、狂ったように行く予定のない国の言語を勉強したり、使う予定のない体を鍛えたりはしないと思います。
引きこもり生活をしてはいるけど、心のどこかでこのままでいいのか、このままではいけないのではないか、と不安や焦りを感じている場合、それはその人にとって大きなストレスになります。
この不安や焦りを無くす根本的な解決法は「引きこもりを止めること」です。
しかし、外に出ることは引きこもりの人にとっては、面倒だったり疲れたり怖かったりします。だからこそ引きこもりになったわけです。
だから、代償行為をします。
それが筋トレや語学学習です。
「外には出れないけれど、かわりにこんなことをやっていますよ、無為に過ごしてるわけじゃありませんよ、焦りや不安にちゃんと対処してますよ」
と自分に言い訳したいのです。
自分にです。他者にじゃないです。
多少は他者の目も意識はしていますが、言い訳の殆どは実のところ自分に向けたものだと思う。
だって、「引きこもりしてるんなら筋トレでもしなさいよ」と社会に言われたわけではないと思います。「引きこもってるなら宅建の資格取りなさい」と行政に言われたわけでもないと思います。
それらは全て、自分で決めたことです。
引きこもりにとって「外に出る」ことはとてつもなく高いハードルなので、その代償行為も、それなりに難易度が高いものでなくてはなりません。
1日2日で達成できる難度の事では代わりは務まりません。
又、自分で自分の引きこもりは1日2日で治まらない、多分ひと月後も半年後も引きこもっているだろうと予測が出来るので、今日だけでなく半年後も引きこもっていることを自分に納得させる代替行為が必要なのです。
筋トレや語学学習は短期間では成果が出せません。
それらは、達成までにある程度の時間が掛かって、しかし時間さえ掛ければある程度の成果が見込め、且つ「ここでおしまい」という果てがありません。極めたいと思えば5年でも10年でも20年でもそれに費やせます。もしも20年後にまだ自分が引きこもりをやっていても「その間自分は筋トレをやって来たから」と自分に言い訳が出来るのです。
…しかし、それらはしょせん代償行為に過ぎないので、どんなに極めたところで、その達成感では、自分の抱えた不安や焦りは解決しません。
いずれは、根本的解決に挑まなければなりません。
すなわち、外に出るか、引きこもる自分を受容し引きこもりを満喫して生きるか、の2択です。
多分それは本人が薄々、或いははっきり、分かっていると思います。
分かっているけれど今はまだ挑みたくない。逃げたい。
そう思っている人々を優しく迎え入れ、かりそめの逃げ場所を提供してくれるもの。
それらが、筋トレであり、語学学習であり、資格取得なのだろうと思います。
自分も似たような体験あるから、気持ちは分かります。
この記事は、非難するわけじゃなく、何故そういう行為に至るのかを淡々と考察していきたいだけの記事です。
引きこもりで筋トレしていても、「1ヶ月後に建設現場で働くことにしたから体力つけてる」とか、「引っ越しバイトをしたいから筋力つけたい」とか、具体的に目標があってやってる人は、除外します。ここでの考察には当てはまりません。
ここで考察するのは、「肉体労働で働く気なんてさらさらないくせに筋トレしている引きこもり」についてです。
「不動産屋に就職する予定も気持ちもさらさらないくせに宅建資格を取ろうと勉強している」
「外国に行く予定もない(そもそも家から出られない)くせに一生懸命英会話を勉強する」
なども全て同じことです。
又、引きこもりに限らず、社会に出て働いている人でも、自分の仕事に全く関係もなく今後役立ちそうもないような分野の勉強を始めたり、資格取得をしようとしたりするのも、根本的には同じです。
そうやって身につけたものが、今は役に立たなくても、巡り巡って将来役立つことはあり得ます。
でも直近の数ヶ月、半年、1年のスパンで考えた場合、全くの無駄です。使う予定がそもそも無いのですから。
筋トレの場合、やれば体の筋肉量が増えます。
筋肉質の体は代謝が高いです。
つまり太りにくいと言うことです。
いいことのように聞こえますが、裏を返せばエネルギー効率の悪い体と言うことです。
生き延びるために、筋肉質の人はぽっちゃり体型の人より、より多くのカロリーを消費します。
つまり、無職のくせに食費のかさむ体をわざわざ作ろうとしているのです。
では、何故人はそんな馬鹿げたことをするのか。
する以上は理由があります。
自分もかつて、若い頃、勤めはしていましたが、同時に意味も無く英会話を学んだり、金属工芸に手を出したり、簿記を勉強しようとしたり、していました。
結局の所それらは全て、代替行為なのだろうと思われます。代償行為と言っても同じだと思います。
引きこもりを好んで行なっていて、引きこもり生活を満喫している人は、狂ったように行く予定のない国の言語を勉強したり、使う予定のない体を鍛えたりはしないと思います。
引きこもり生活をしてはいるけど、心のどこかでこのままでいいのか、このままではいけないのではないか、と不安や焦りを感じている場合、それはその人にとって大きなストレスになります。
この不安や焦りを無くす根本的な解決法は「引きこもりを止めること」です。
しかし、外に出ることは引きこもりの人にとっては、面倒だったり疲れたり怖かったりします。だからこそ引きこもりになったわけです。
だから、代償行為をします。
それが筋トレや語学学習です。
「外には出れないけれど、かわりにこんなことをやっていますよ、無為に過ごしてるわけじゃありませんよ、焦りや不安にちゃんと対処してますよ」
と自分に言い訳したいのです。
自分にです。他者にじゃないです。
多少は他者の目も意識はしていますが、言い訳の殆どは実のところ自分に向けたものだと思う。
だって、「引きこもりしてるんなら筋トレでもしなさいよ」と社会に言われたわけではないと思います。「引きこもってるなら宅建の資格取りなさい」と行政に言われたわけでもないと思います。
それらは全て、自分で決めたことです。
引きこもりにとって「外に出る」ことはとてつもなく高いハードルなので、その代償行為も、それなりに難易度が高いものでなくてはなりません。
1日2日で達成できる難度の事では代わりは務まりません。
又、自分で自分の引きこもりは1日2日で治まらない、多分ひと月後も半年後も引きこもっているだろうと予測が出来るので、今日だけでなく半年後も引きこもっていることを自分に納得させる代替行為が必要なのです。
筋トレや語学学習は短期間では成果が出せません。
それらは、達成までにある程度の時間が掛かって、しかし時間さえ掛ければある程度の成果が見込め、且つ「ここでおしまい」という果てがありません。極めたいと思えば5年でも10年でも20年でもそれに費やせます。もしも20年後にまだ自分が引きこもりをやっていても「その間自分は筋トレをやって来たから」と自分に言い訳が出来るのです。
…しかし、それらはしょせん代償行為に過ぎないので、どんなに極めたところで、その達成感では、自分の抱えた不安や焦りは解決しません。
いずれは、根本的解決に挑まなければなりません。
すなわち、外に出るか、引きこもる自分を受容し引きこもりを満喫して生きるか、の2択です。
多分それは本人が薄々、或いははっきり、分かっていると思います。
分かっているけれど今はまだ挑みたくない。逃げたい。
そう思っている人々を優しく迎え入れ、かりそめの逃げ場所を提供してくれるもの。
それらが、筋トレであり、語学学習であり、資格取得なのだろうと思います。
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