我が家の猫は買価20万円くらいでした。
高級な猫はもっとずっと高いのかもしれませんが、無職と年金受給者の世帯としては、高価なお猫様です。

でもえさは、安いカリカリしかあげてません。

私なりに考えてのことです。
母も私も高齢ですから、猫が1番長生きしちゃう…というパターンだってあり得るわけです。
その時、もう子猫でもない可愛くない猫が、その上美食家・偏食家だったら、もらい手がなかなかつかないかもしれません。


店に行けば、本当に沢山のにゃんこのえさが売ってます。
美味しそうなおやつも沢山。

でも、あえて与えない路線で、ずっとやって来ました。




煮干しも、与える気は最初は無かったんですけど。

某YouTubeで、初めての煮干しを与えられた猫の動画を観てしまいまして。
嬉しくて、興奮して、煮干し咥えて駆け回る姿があまりにも可愛かったので、BBAの脆い決心は崩れ去って、1袋煮干しを買ってきてしまいました(^^;)。



初めて、煮干しが1匹、いつものカリカリの上に載せられて差し出されたとき。
トラオさんは、警戒してふんふん臭いを嗅いだり、ためつすがめつしてました。
ちょっと囓っては止め、ちょっと舐めては止め。
その内にようやく

「あ、これ、食べものだにゃ」

と気付いたようでした。

「しかもなんか美味いにゃ!」

トラオは1匹の煮干しを大事に大事に、ちょっとずつ食べてはカリカリを食べ…という具合に、煮干しをおかずにカリカリを食べてました。


しかし、3食煮干し付きは贅沢すぎます。

「1日に煮干しは1匹だけだからね」

と私はトラオに言ったのですが、悪い(?)習慣は一発で身につきます。
次のえさタイムから、トラオはカリカリの上に煮干しが載っていないと、不満そうに私を見上げるのでした。

「あれ? 煮干しが載ってないにゃ! 煮干し、食べたいにゃ!!」

ハンストまでは行かなかったですが、カリカリだけだと、明らかに食べが悪くなってしまいました。

仕方ないので、私は、小さな煮干しを更に小さくちぎって、1食に付き1/2匹ずつ、載せてあげることにしました。

「わーい。煮干しにゃ。煮干しにゃ!」

…世の中には毎食何匹もの煮干しを食べさせて貰える猫が居ることを知らないトラオは、毎食1/2匹の煮干しに大変満足して、いつも大事そうに美味しそうに食べます。
1/2匹なので、頭だけの時としっぽだけの時がありますが、どちらも大切そうに食べています。



なんでこんな話を書いているかというと、猫飼い歴の長い友人から

「何故猫は煮干しの頭を残すのか」

というメールを貰ったからです。
その方の知る猫はみんな煮干しの頭が苦手らしいのです。煮干しを上げるとしばしば頭だけ残してあるとか。

その話を聞いたとき、

「やべー、うちの子ちょっと粗食に育てすぎかも」

…と、ちょっと不憫になりました。

あ、でも煮干しは毎食1/2匹から増やしませんけどね。
許してくれ、トラオ。
あんたの将来を考えてのことなんだよ。
決してお母さんが貧乏だからではないよ?

↑カリカリと煮干し1/2。計20ml。トラオさんの1食。