前回からの続きです。→前回記事はこちらです

タイトルにパソコンを冠しつつ、4回目の今日もまだワープロ専用機の話です。本当にテンポ悪くてすみません。



1980年代半ばに1台目のワープロ専用機を買いました。
でも、その時代のそれはまだ実用に耐えるレベルではありませんでした。

3年後くらいに、私は2台目のワープロ専用機を買いました。
シャープの書院です。型番までは忘れました。
シャープを選んだのに特に理由はありません。たまたまです。

3年でワープロ専用機はものすごく進歩していました。
1台目で私が「こらアカン」と思った点は、もう見当りませんでした。

・小型軽量
ラップトップ型で重量は6~7㎏でした。
それでも今のノートパソコンやタブレットからすると重たいですけど、オーブントースター型の10㎏に比べるとものすごく軽くなった気がしたものです。

・液晶にバックライトが付いた
やっぱりモノクロ液晶でしたが、バックライトが付きました。
視認性が段違いでした。

・画面表示文字数が増えた
40字×20行くらい表示可能になりました。

・拡大しても文字がギザギザしなくなった
アウトラインフォント? トゥルータイプフォント? 
正式名称は分かりませんが、今ではあるのが当たり前のあの機能が搭載されていました。

・賢い
頭が賢くなったので、カラーイラストを多用した文書でも刷り始めるまでに10分考え込んだりはしなくなりました。

・変換効率の向上
書院さんにはカタカナ辞書が搭載されていました。
単語登録の方法も簡単でした。
全体的な変換効率が、格段にアップしました。

総合的に見て、この2台目書院さんは、十分に実用的なワープロだったと思います。

あと特筆すべき機能として、この書院さんには《狙い打ち印字機能》というのがありました。
印刷開始位置を目で見て微調整して決められる機能です。
それによって便せんやレポート用紙の罫に文字をぴたりと合わせることが出来ました。
非常に便利な機能でした。



私は大変満足して書院さんを使っておりました。
しかし何年か経つうちに、印字に横筋が入るようになってしまいました。
インクリボン式のプリンタは大体プリントヘッドがまっ先にくたびれます。
横筋は1本から2本、3本と増えていき、印字がとても見づらくなってしまいました。
パソコンならプリンタだけ買い換えれば済みますが、ワープロ専用機の場合、本体ごと修理に出すしかありません。
しかし、ワープロもパソコンも、この時代急速に機能向上・価格低下が進んでいました。
つまり、修理するより新機を購入する方が手っ取り早いしお得でした。


私は買い換えを決意し、3台目にしてようようパソコンを買うことになります。



…というわけで、次回からやっとパソコンの話です。→次回はこちらです