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1980年代半ば。
パソコンを買うのをぐずぐずためらっていた私は…

結局ワープロ専用機を買いました。

2台ワープロ専用機を乗り継いで、3台目にようやくパソコンに移行しました。

文章構成力が無いので、経時的に書くしか出来ませんので、今回はワープロ専用機のお話を少ししようと思います。

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Wikipediaさんによると、
初の日本語ワープロ専用機は630万円
1978年の発表だそうです。
勿論これは企業向けでしょう。実物を見たことはありませんが、写真で見るとデスクと一体化しておりサイズはかなり大きいです。何より一般家庭に普及する価格ではありません。

しかし電化製品は、年を追うに連れ、小型化・高機能化・低価格化するものです。そこら辺はテレビなんかと全く同じですね。

うろおぼえですが、浅見光彦シリーズの初期の方に、200万だか300万だかする高機能ワープロの話がありました。
だいぶ低価格になりましたね。でもまだこれを個人で買うとしたら文筆業などの専門職の人じゃないでしょうか。

その後も更に価格は下がり続け、ついに100万円を切ります。このときは業界に衝撃が走ったようです。
こうなると価格競争で更に価格は下がっていきます。

50万円を切り、30万円、20万円…ついに10万円台のものも登場するに至ります。

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現在の感覚だと、
「ワープロ機能しかないパソコンにン十万円とかあり得ん」
と思いますよね。

でもその当時は、割安感がありましたよ。
この時代、ワープロ専用機は、パソコンに比べて確かに優れた点がありました。
それは、オールインワンであることです。
プリンタ、キーボード、本体が1つになっており、1つのコンセントを占領するだけで、すぐ使えるのです。

パソコンでワープロ機能を使おうと思ったら、
・パソコン(本体とモニターとキーボード)
・別売りプリンタ
・別売りOS
・別売り日本語入力システム

が必要になります。
ワープロ専用機を買うより明らかに面倒だし、お金も掛かりました。

更にこの時代、一般家庭の人が買える価格帯のパソコンのプリンタは、印字精度が粗かった。ワープロ専用機の印字の方がきれいでした。



結局私がパソコンでなくワープロ専用機を選んだのも
・パソコンより安い
・パソコンよりコンパクト
・パソコンより使い方が楽そう
・パソコンより印字がきれい

…と言うような理由だったと思います。

結局パソコンで自分が何がしたいか?と考えた時に、真っ先に浮かんだ用途が「ワープロ」くらいしかなかったんだと思います。

その時代まだネットも無かったし。
素人がパソコンで絵を描いたり動画を編集したり…なんて用途は思いつきもしなかったし。パソコンのほうにもそんなスペックは無かったでしょう。

当時パソコンの主な用途と言ったら「ワープロ」「表計算」「プログラミング」「ゲーム」…そんなもんだったんじゃないでしょうか。




又長くなったので、続きは又今度にしますね。
なんだかこのシリーズ全10回くらいになりそうな気がしてきたぞ…。
(^^;)

文章を短くまとめるって難しいですね…。