昨年の11月末に、だめもとで6千円弱のロボット掃除機を買いました。

もう最初から、使い物にはならなかったわけですが。



購入して2ヶ月。
完全に壊れました。



相変わらず素人の揺れ揺れ動画で申し訳ない。
画面酔いしやすい方はご注意下さい。


見てお分かりの通り、同じ所をグルグルグルグル回っています。
一応この人、障害よけのセンサーが付いていまして、そのせいで壁際の掃除が全くできなかったという、もう最初から掃除機の用をなしてなかったですが。

このグルグル回る状況は、そのセンサーの不具合で、ありもしない障壁を感知して避けようとしている動作なのだと推測します。
センサー自体は汚れも破損も目視では見当たらないので、センサーからの信号を受け取る部分が駄目になったのだと思われます。




…もうね。安物を買った自分が悪いとは思う。
でもね、同じような値段で買ったコンパクトデジカメがこうして元気に写真や動画を撮り続けてくれていることを考えるとね、いやカメラと掃除機を比較するのがあれなのかもしれないけど、ちょっと釈然としないものはあります。


なによりも。
このグルグル回る姿は、認知症に陥った犬がよくやると聞く姿を連想させて、哀しくなります。
いや、連想では無くて、まさしく同じなのだと思う。
センサー(視覚)は生きているけど、そのデータを受け取る脳に不都合が出ている状態…。


いい加減に作られ、詐欺に近い宣伝文句で売られ、掃除機としての任務を果たせず、この機械はゴミになるのです。


消費社会だからしょうがないとは思う。
思うけど。
上手く言えないけど。

ただ、とても哀しい気持ちになりました。