病院に連れて行ったらすっかり猫に嫌われてしまったわたくしですが、再び近くに来てくれるようになりました。
下僕嬉しいです(≧∀≦)



さて。
我が家は一応3LDKとは言いつつマンションなので、大した広さはありません。
なので各部屋のドアが開放されている場合、違う部屋の物音も十分聞こえます。

午前10時頃。
早朝から「えさ寄越せー」と起こされたせいで眠かった自分は、自室で横になってうとうとしておりました。
隣接するリビングから母の声が聞こえました。

なに? 欲しいの? しょうが無いねえ。内緒だよー

母に独語癖はありませんので、猫相手に言っているのでしょう。
母は午前中に牛乳を飲む習慣があります。欲しそうに見つめられて、分けてあげることにしたのでしょう。

トラオは牛乳が大好きです。
多分、子猫の時に母が時々与えたので味を覚えてしまったのだと思います。でも飲むとおなかが緩くなりがちです。おなかがピーになっては可哀想なのであげないようにしようと私と母とで取り決めておりました。


     ◇◇◇◇◇


余談ですが、去勢手術の後、エリザベスカラーへのストレスでいっとき飲水を全くしてくれなかったことがありました。
体の小さな生き物ですから、丸1日以上水分を摂取してくれないと脱水が心配になります。
カラーが付いていても飲めるよう容器を高床式にしたり、口元にスプーンや小さなカップで持って行ったり、指につけて口元に持って行ったり、色々試したのですが、頑なに顔を背けて飲んでくれません。
この時唯一ほんの少しながらぺろぺろしてくれたのが牛乳でした。

飲んでくれるのはありがたい。

でもおなかピーになってはむしろ脱水が加速してしまう。

下僕は田舎道を車を走らせ、スーパーへ猫専用ミルクを買いに走りました。
人間様用牛乳は1L180円くらいですが、ねこねこミルクは200mlで160円くらいです。
でもおなかに優しくて飲んでくれるのならば!
無職の財布に鞭打って下僕はねこねこミルクを買って帰りました。

…でも。結論を言いますと。
トラオはねこねこミルクには全く反応しませんでした。
人間用の牛乳しか舐めませんでした。

安上がりな猫で嬉しいよ。
でも飲んで欲しかったなあ。

…結局、苦渋の決断で、術後2日目でしたがカラーを外しました。
途端にトラオはがぶがぶ水を飲みました。脱水をまぬかれました。

     ◇◇◇◇◇

話を戻します。
内緒だよ」と母は猫に牛乳を与えました。

しかし10分後。
猫は私の部屋にやって来て、仰臥していた私の腹に飛び乗り、目をきらきらさせ、口元をべろんべろん舐めながら

にゃー!(牛乳貰ったにゃー!) 
にゃー!(おいしかったにゃー!)
(=^ェ^=)

と報告して去って行きました。

さすがは介護猫。
報連相は完璧です。