夢を見ました。

夢の中で自分は、看護職のその前の事務職をしています。
電話が鳴り、自分は取ります。
お得意先の方でした。

「…の…に………ますか…?」

事務所内に有線音楽が大音量で流れていて、内容が聴き取れません。


「すみません、もう一度お願いできますか?」

私が聴き取りに難儀しているのに気付いたのか、事務所内に居た主任が音楽のボリュームを下げてくれました。

今度は聴き取れる状況になりましたが。
電話の向こうは、呼びかけても呼びかけても、無音になってしまいました。
その内電話の向こうで耳障りな警告音が鳴り出しました。

《緊急地震速報。緊急地震速報――》


「主任、電話の向こうで地震速報が…」

と私が言っている内に、電話のこちら側でも、音量を絞ってあった有線放送から緊急地震速報が流れ始めました。


その瞬間、何故か自分は、さっき聴き取れなかった電話の声の内容が、こうだったのではないかと閃くのでした。

「店長の机の横に、マキノキが在るか見て貰えますか?」








夢の話です。
おちはありません。
ただ、起きてから思いました。…マキノキってなんやねん?