あちこちで「断捨離のすすめ」みたいな文言を見かけます。
ブームなんですね。



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断捨離(だんしゃり)とは、
1、沖正弘が提唱したヨーガの思想。1976年の著書『ヨガの考え方と修業法 上巻』において「断捨離」という語が使用されている。
2、作家のやましたひでこが提唱し、商標登録する、不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想。

「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想

Wikipediaさんより
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私自身、家内にものが沢山あるのは好きではないですし、最低限の物でスッキリ暮らすことには賛成です。
でも猫も杓子も断捨離断捨離言う今の風潮にはちょっと…と思うです。
以下は私の個人的意見であり、データに裏打ちされた根拠とかあるわけじゃないです。独断的に書いてますので、気分を悪くされた方がいらっしゃったら済みません。「ふーん、こういう考えの人もいるのね」で読み流して頂ければありがたいです。




全ての人に断捨離が必要なわけじゃない


と思うんですよね。
もうちょっと具体的に書くと
1、断捨離してもいいけどそのタイミングは今じゃない人
2、断捨離しても無駄な人
3、既に断捨離状態になっている人
が存在すると思うです。
以下にもう少し細かく書いてみます。




1、断捨離してもいいけどそのタイミングは今じゃない人

断捨離しようと思う人は暇人です。
いや、「暇人」だと言葉が悪いな…「断捨離が可能な程度の時間と心の余裕がある人」です。
ブラックな職場で朝早くから夜遅くまで働いて帰ってきて、明日も朝早いぞという人が「断捨離しよう!」と思うでしょうか?って話です。

「そうだ、断捨離しよう」
と思ったあなた、あなたには断捨離よりも優先してやることはありませんか?
掃除や洗濯が日常ルーティンの人、それらは済んでますか?
日記でもジョギングでも勉強でもいいですけど、「毎日やろう」と決めていることがある人、それらは済んでいますか?

「断捨離」は思い切ってものを捨てたり、結果部屋がスッキリしたりするので、それなりの「達成感」があります。

他にやるべきことがあって、それを済ませていない人は、まずそちらをやるべきです。
やるべきことを先延ばしにしたいために「断捨離」に逃避し、お手軽に達成感を味わおうとしている可能性があります。




2、断捨離しても無駄な人

①そもそも片付けが出来ない人
「片付けが出来ない人」というのはイコール「使った物を元の位置に戻せない人」です。
断捨離してどんなに物が少なくなったとしても、元の位置に戻さずあちこちに出しっぱなし置きっぱなしにすれば、家内は雑然とします。

②雑然としていないと落ち着かない人
あまり空間がスッキリ広々としているとかえって落ち着かない…と言うのは程度の大小あれ人間にはあることだと思います。
この程度が大の人は、断捨離をしたところでまたすぐに家内はごちゃごちゃします。そっちのが快適だから。
①の片付けが出来ない人と同じで、それが悪いとか良いとかじゃないです、性分です。




3、既に断捨離状態になっている人

・床やソファの上にものが無い
・家内のものの在処や数が把握出来ている
・押し入れや物置の奥に何があるかもすぐ答えられる

…そういう人は、少なくとも物質的には既に十分断捨離状態になっていると思われます。
それ以上断捨離すると、必要な無駄…ブレーキで言うところの「遊び」の部分までそぎ落としてしまいかねません。
それでも断捨離が必要だと感じているなら、それはもっぱら精神面の問題なので、旅に出てみるとか趣味に没頭してみるとか、断捨離でない何かで満たすことが出来るんじゃないかなと思います。




以上、おのれの頭にブーメラン刺さりまくりながら書いてみました。
(^^;)