押し入れの最上段に陣取るトラオ。
猫はなぜ押し入れが好きなのか。
いえそれはどうでもいいんですが。


この押し入れの最上段。
天袋、と言われる位置にある収納スペース。
背の高いタンスと天井の間の空間なども含めましょう。
要するに、自分の背丈より高くそして奥まった位置に物が置かれているスペースです。



そこそこBBAの私は、
2018年に実家ゴミ屋敷で、
2019年には竹藪掘っ立てハウスで、
2020年前半にはもう1箇所ある掘っ立てハウスで、
2020年後半には自宅マンションで、
《自分の背丈より高くそして奥まった位置に物が置かれているスペース》の片付けをやりまして。
年々その作業がきつくなることを体感いたしました。
多分あと数年もしたら、きついどころか不可能になるんじゃないかなと思いました。

脚立とか高い椅子に乗っての作業が、バランス感覚も足腰も衰えてきてるから、そもそも恐いです。
腕力も衰えてきてるから、高い位置に腕を伸ばして作業してるとすぐに疲れます。上ばかり向いていると首もすぐ痛くなります。



高齢でも常日頃趣味で登山をしてるとか、現役で建設現場で働いてるとか、そういう方は大丈夫かもしれませんし、自分にかわって片付けをしてくれる若い家族が居る方も心配しなくていいと思いますが、そうでない方は、1年でも1ヶ月でも若くて余力のある内に、天袋や背の高いタンスの上の片付けをやっておくことを、体験から強く強くおすすめします。

具体的には、
・とりあえずそういう高いところに収納した物をすべて、下に下ろす
・出来ればもうそこには一切ものは置かない、しまわない
・どうしても置きたい場合には、小さくて軽いものとか、丸めたこたつ布団とか…今より非力になっても引っ張り下ろせるもの、万一上手に下ろせなくて頭上や顔に落下してきたとしてもケガをしないものに限定する

「物を下ろしても他にしまう場所が無いよ!」
と一瞬思うかもしれませんが、でも大丈夫。どうせ殆どの物は処分することになりますから。
天袋やタンスの上に押し込んであった時点で、それらは大したものじゃないんですよ。
よく使うものなら、そんな出し入れしにくい場所にしまわないです。
金目の物や大事な物も、そんなところにはしまわないです。
何年も使われずにしまい込まれていた物たちは、今後も取っておいても使う可能性は限りなく低いです。

実家ゴミ屋敷の天袋なんて、酷いものでしたよ。
未使用のまましまい込まれて黄変した大量の靴下とか。
未使用のまましまい込まれてドライティッシュになった大量のウェットティッシュとか。
カビにくるまった革鞄とか。
使う可能性が低いどころか、使える可能性が無い物ばかりでした。

…なんの話でしたっけ。

そうそう、
高いところの物の片付けは、歳を取って体がきつくなる前にした方が絶対いいと思う
っていうお話でした。