少しでも迷っているなら看護師はやめるべきじゃない
もしかして読んで下さっている方の中に、何らかの事情で、いままさに「辞めようか、どうしようか」悩んでいる看護師さんが居るかもしれない…と思ってこの記事を書いています。
私の体験からの結論から言います。
少しでも復職する可能性がある、看護職に未練があるのなら、きっぱり辞めることはおすすめしません。
フルタイムで働いたり夜勤シフトに入るのは無理でも。
週1回でも。1日に2時間3時間でも。看護職を続けた方がいいです。
自分は介護離職して2年になります。
2年を短いと思うか長いと思うかは、人それぞれだと思いますが、正直自分はもう看護職に戻れる気が全くしません。
やってなければ手技にも自信が無くなりますし。
医療現場も日進月歩ですから、2年前の知識や手技はもしかしたら全く役立たずかもしれません。
でもそれ以前に。
何というか、体のリズムみたいなものが、もう看護師のそれでは無くなってしまいました。
具体的に1つ挙げるなら、「歩き方」。
看護師は早足です。
ゆっくり歩いてたら仕事にならないので当たり前ですが。
現役時代は、自分が普通より早足であることに気付きませんでした。ただ出掛けると道行く人が、みんななんでこんなにのろいのだろうとは思いました。
2年経った今。
自分の歩行速度は道行く人と変わらなくなりました。
歩くスピードは恐らく考えるスピード、とっさの判断スピードにも比例しています。
変なたとえですが、看護職に要求される巡航スピードが60㎞、そうでない人の巡航スピードが40㎞だとすると、もう私は時速40㎞での走行に慣れてしまいました。
勿論、時間を掛けて努力すれば再び60㎞巡航が出来るようになるでしょう。
でも1度落ちたものを上げるよりも、落ちないようにキープし続ける方が簡単なんじゃないでしょうか。
週1回でも短時間でも、体が看護職の速度に慣れた状態をキープできる最低限だけ働いて、復職の可能性のある間は繋いでおく。
それが最善手ではないのかなと、思います。
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