典型例なので、我が家を例にとりますと。
介護される婆(母)と介護するBBA(娘)の2人暮らしです。
2人暮らしではありますが、実質娘の独り暮らしと変わりません。

娘の異変時に。
母は気付けるか?
救急車が呼べるか?
入院の手続きが出来るか?
手術の承諾書にサインが出来るか?
死亡時に葬儀や埋葬の手続きが出来るか?
相続等の手続きが出来るか?

全く期待できません。

認知症の奥さんをお風呂に入れている最中に、介護者であった旦那さんが急死し、発見時には奥さんはそのままボーッとして浴室に居た…という切ない話もあります。

介護される側の終活ノートは、要らないと思うです。
何かあっても、介護する側が何とか出来ますから。
必要なのは、介護する側の終活ノートだと思います。

今までも、1枚紙にパソコンでプリントアウトした「緊急時用の紙」を用意してありましたが、年も変わりましたので、あらためてちゃんとした終活ノートを作ろうと思います。


↑ミニノートの買い置きがあったので、これを使います。コクヨの回し者じゃないですよ、たまたまです(^^;)

作り方は、見開きに1件として、電気、ガス、水道、銀行、FX口座など、自分の死亡時には止めたり名義変更が必要なところの名前とか、はんこや家の権利書などの置き場所、連絡して欲しい人の名前などを書き出していこうと思います。
この1冊で全て済むように、書き漏れが無いように気をつけます。


終活ノートがあることとその置き場所を、一応母に話し、困った際には叔母かケアマネさんにそれを託すようにも母に言いますが、母がそれを覚えていられるかは疑問です。
なので、終活ノートの置き場は、分かりやすい場所を選定します。



――あとは。
新聞とかヤクルトとか、毎日持ってきてくれる何かを、頼みます。
何日分か溜まれば異変に気付いて貰いやすいと思うので。

私1人なら、《半年後に白骨化して発見された》とかでも構わないんですけど、我が家には猫が居ます。
完全室内飼いの猫は、私が急死し、水や餌が貰えなくなったら、そう長くは生き延びられないでしょう。

だから、毎日届けてくれる何かを頼みます。



それから。
財布の中等、携帯していてすぐに第三者が見てくれそうなところに、《自宅に猫が居ます》カードをしのばせます。
これは、交通事故等で、私が外で死んだり、急に入院になった場合、家に猫が取り残されていますと知らせるためです。
知らされた人が猫のために動いてくれるかどうかは分かりませんけど、知らせないよりはいいかと。


――現時点で思いついたこと、出来そうなことは、これくらいでしょうか。
既に老いじたくがお済みの方で、「これは絶対やっておいた方がいい」というようなことがあれば、ぜひ教えて欲しいです。
<(_ _)>