一昨日でしたかね。

「気持ち悪い~。死ぬ~。何とかして~。ヴォエエ~」

と、母が嘔気嘔吐に苦しみまして。



話を聞きますと、

・腰が痛いので、しばらく飲んでいなかった、痛み止めを飲んだ。
(脊柱管狭窄症で受診していた時に貰ってあったトラムセットとリリカを飲んだ)
・胃薬が一緒に付いてたけど、間違って捨てちゃったので、胃薬無しで飲んだ
(副作用の嘔気を抑えるためのレパミピドは、無かったので飲まなかった)
・面倒くさかったから食事は食べずに薬を飲んだ
(食後服用が原則の薬です)




…うん。


それは、うん。




自業自得だね(-_-)



と言うか、薬を間違って捨てるってなんだ。
…もう1回似たようなことがあったら、薬の自己管理は無理だな…。

そもそも日頃から、自己判断で薬をあっちを飲んだり、こっちを抜いたり、勝手に調整していたようです。

薬の怖さを、私はことあるごとに何度も何度も彼女に言いましたが、いつも「ふーん」と聞き流されました。

昔の人には多いのですが、
注射や点滴は怖いけど、経口薬は比べたら弱い薬だから怖くない
…みたいな考えを母は持っていまして、そこがもう根本的に間違ってるんですけど、幾ら言っても聞かないからね。しょうがないね。

今回苦しい思いをして、文字通り「いい薬」になったでしょう。

…と冷徹な言動の娘に対し、トラオは違ったアクションを取ったようで。


「あたしが苦しんでたら、トラが心配して見に来てくれて、そばに付いててくれたんだよ。トラは介護猫だね
( ´▽`)」

実際猫が背中をさすったり手を握ったりするわけじゃないでしょうが、年寄りが「介護して貰った」と感じるかどうかが大事です。
母が介護猫だと思ったのならば、トラオは介護猫として職務を全うしたということです。

「ありがとうねー。トラは優しいねえ。婆ちゃんとっても苦しかったよー」
と母は、私には決して言わないお礼をトラオに言っています。


元々母の相手用にトラオは買われました。(『ペットは無職じゃありません』)
ペットショップで売られている動物には、買われる家や求められる職務は選べません。



おう、トラオ、おつとめご苦労さん。
ご褒美にカリカリ(特売品 一袋294円)を5粒余計にあげような。