『ウディコン』をご存じでしょうか?
ウディタというフリーのゲームエンジンで作ったゲームのコンテストです。

ゲーム制作者さんたちからすると、順位が付く文字通りのコンテストですが、
ゲームを作っていない人からしても、玉石混交の沢山の応募作を、どれでも無料でダウンロードして遊べるという、大変お得で楽しい祭典です。

私もゲームは嫌いではないので、毎回眺めに行っては、へっぽこな自分でもできそうなゲームがあれば、ダウンロードして遊ばせてもらったりしています。
ダウンロードしなくても、ずらりと並んだ各ゲームのスクショや解説を眺めるだけでも楽しいです。


ところで、私は、今月に入ってから、ふとゲームが作りたくなって、ウディタの勉強を始めてしまいました。
始めたばかりで、まだゲームを実際に作ってはおりません。作れるレベルに全然達しておりません。
だから私はまだ製作者側ではありません。
でも知ってしまいました。ゲームというものの正体が、おびただしい命令文の塊なのだということを。


今年、ウディコンからダウンロードしてきた作品を遊ばせていただきながら、去年までは絶対思わなかったことを思っているのです。

「ここの処理、どうやってんのかな?」

とか、

「これ、どんだけ時間かかったんやろか」

とか。


それはもう、純粋なプレイヤー視点じゃないですよね。
作る側の視点が混入しちゃってます。
そして多分もうこの後、自分が結局ゲーム1本すら完成させられなかったとしても、
戻れない。

なんて言ったらいいんだろう、うまく言えないけど、
自転車に1度乗れるようになると、乗れなかった時の感覚がもう味わえなくなるように、1度体験しちゃうと元に戻れないことってありますよね。

私はもう純粋なプレイヤー視点ではゲームが楽しめなくなりました。
ちょっと…悲しい…。




この橋はフリー素材をお借りしてきました