自分が歳を取ると言うことは、関わりのある周りの方も歳を取ると言うことです。

馴染みの車屋さんが、病気で廃業してしまいました。
考えてみたら20年来のつきあいです。私も20年歳を取ったのだから、車屋さんだって20年歳を取り、持病のひとつも出ますよね。



自分の経験だと、0歳から40代後半くらいまでは、色々なことが拡がっていった。
体力、知力、知識、経験、交友関係、行動半径、経済力、社会的地位…諸々。

しかしある時を境に、諸々が拡大から縮小に転じます。
老化というのは肉体的精神的なものだけでなく、社会的なものでもあると思います。

馴染みだった店が畳む。
馴染みだった方が引退する。
自分がかつて勤めていた会社が潰れて無くなる。
友人知人が歯が抜けるように欠けていく。

今まで手に入れてきたものを1つずつ手放していく感覚。
ああ、これが老いると言うことなんだなあ。(しみじみ)



いやしみじみしてる場合じゃなくて。
車の1年点検どうしよう。
今までは馴染みのその方が、自宅まで車取りに来てくれて、点検が終わったらまた乗って届けてくれたので、本当に本当に楽だったのです。
車で3分のところにホンダのお店はありますが、長年楽をさせてもらったので、3分のところに自分で持ち込むのさえめんどくさい。(^^;)
最初の電話の1本もめんどくさい。
馴染みの車屋さんならラインで「今年も点検よろしくです」「了解」で済みましたけど、初めてのお店だとまた一から関係構築しないとならないじゃないですか。
なんかそういうのもとても億劫に感じます。
それも老化のせいにしたいんですけども、それは単にナマケモノなだけの気もします。