本邦初公開、トラオのご飯シーンでございます。

トラオは決してがつがつ食べたりしません。
カリカリを一粒ずつちまちまと食べます。
それは決してお品が良いからではなく、そういう食べ方しか出来ないのだと思います。

トラオは鼻ぺちゃ猫です。
多分両親のどちらかにペルシャとかエキゾチックなんちゃらとかいう、鼻ぺちゃ種の血が入っているのでしょう。

普通の猫は口吻がシュッとしています。
横顔に凹凸があります。

トラオの横顔を見ると、口や鼻よりも目が一番前に出っ張っています。
なので、トラオがお皿に顔を突っ込んでがつがつ食べようとすると、口や鼻より先に目が皿に当たってしまうので、がつがつ行けないのだと思います。

犬も猫も、本来は口吻がシュッとしているのがスタンダードです。

ペルシャ猫やブルドッグは、人間が無理矢理作った姿です。
無理をしているので支障も出ます。

鼻ぺちゃ猫は鼻が詰まりやすく、詰まりやすさは涙管にも及ぶため、目やにが出やすく、結膜炎等にもなりやすいです。
当然目にゴミも入りやすいし、目に怪我もしやすいでしょう。顔で一番出っ張ってるのが目ですからね。
人間がもし世界から滅びたら、犬も猫も野生化しますが、その際に鼻ぺちゃ種は生き延びられずに淘汰されると言われています。

うちの猫ですから、トラオは可愛いですけど、ごはんタイムをしみじみ見たりすると、可愛いと同時に不憫だな、人間て罪深いな、と思ったりします。