昨年一握りほどの小さな株を植えたタピアン。畳半畳分くらいに拡がり、咲き誇っています。
現在、うちの竹薮伐採地のスタメンです。

夏場は頑張っていたのはマツバボタンにポーチュラカ、それからニチニチソウでした。
タピアンは彼らの陰に隠れて目立ちませんでした。
しかし派手な夏や秋の花が冬を越せずに枯れていく中、タピアンはみずみずしい緑のまま残りました。

常緑多年草。

冬を越せないポーチュラカなどの1年草は、毎年植え直さなくてはなりません。手間も掛かればお金も掛かります。
でも、常緑多年草は1度植えればあとは勝手に越冬・生長します。
不精&貧乏な私にはぴったりのお花です。

繊細な葉っぱも小さい花も、派手すぎない花色も、30~40センチ程度の草丈も、全てが主張しすぎない感じで、他のどんな草木とも合います。

と言うわけで、いいことずくめに思えたタピアンですが。
欠点が1つありました。表題の《連作障害》です。

連作障害というと、普通は野菜とかの農作物を連想します。
しかし考えてみたら同じ植物なので、お花や葉っぱを愛でる目的で植える園芸植物にだって当然あるわけです。

植物によって連作障害の起きやすさは、異なってきます。
菊の類は比較的起きにくいそうです。
マツバボタンやニチニチソウ、マリーゴールドなども連作障害があるそうですが、タピアンは連作障害が顕著なお花なのだそうです。
1年目は元気に咲くけれど。2年目は花付きが悪くなり。3年4年と経つうちに自然に消滅する。らしいです。


これは困る。
とても困る。
植えっぱなし放置でいいところが多年草の魅力なのに。植えっぱなしだと自然消滅すると言うのですから。
逆に1年草のマツバボタンやポーチュラカは、連作障害があったって、実質支障は無いですよね。1年ごとに植える場所を変えればいいんですから。


ただ希望はあります。
うちの竹薮伐採地は、まだ緑地化・花園化計画の途中で、地面は空きだらけです。
タピアンが植えてある場所の周囲にも、まだランナーを延ばして拡がれる余地はいくらでもあります。
だから真ん中の、最初に植えた部分のタピアンからどんどん枯れていっても、その周囲にランナーで拡がった部分は生き残って、ドーナツの輪がどんどん外側に拡がっていくみたいな感じで、生えている場所を移動しつつ、生き残ってくれるんじゃないかと。

まあ、今年1年では結果は分からないですね。2年3年経ってみないとね。
でも可愛い花で、気に入っているので、是非頑張って生き残って欲しいです。