伐採2年目の初夏の竹薮は、まさに群雄割拠の時代。
弱肉強食の世界です。

人間様は勝手に「竹は要らん」「シロツメクサがんば!」等と言っておりますが、植物はそんなこと知ったことじゃありません。

長年竹薮だったため痩せて硬い土。
人間は毎日来れないため、水は雨頼み。
肥料なんて勿論貰えません。
芽掻きや花がら摘みなどのお世話もして貰えません。

強い奴が生き残る。
ただそれだけが真理のシビアな世界です。



↓今年もにょろにょろと生えいずる竹。



↓狭いとは言え100坪近い敷地で、何故そこにピンポイントで生えるのか。受けを狙っているのか?



↓荒れ地の真ん中に投入されて、頑張るけど雑草の海に沈みそうなお花。多分マーガレット系。



↓これも多分マーガレット系。頑張ってるけど周囲の群雄に勝てるのか…。



↓地べた直植えされ、金属回収業のおっちゃんに踏まれて1度は力尽きたけど復活して実を付けたイチゴ。確か品種はトヨノカ。



↓折角実を付けても地面に着いているとナメクジや虫たちにペロペロされてしまいそうなので、1段高いところを作ってえこひいきしてみる人間様。



↓更に改良策を試みる人間様。
しかし人間に出来るのはここまでです。
生き残れるか否かはイチゴ次第。


↓シロツメクサを移植したり播種したのは確かに人間様です。
でも根付いたのは100%シロツメクサの頑張りです。人間は何もしてません。


人間様は他にもワイヤープランツとかマツバギクとか植えました。
ルリマツリやランタナ、タピアンも植えました。
マツバボタンの種も蒔きました。

でもあとは人間様に出来ることはありません。
あ、たまに草刈りして援護射撃はします。でもそれが精一杯です。
あとはただ粛々と、この小さな野生の王国を見守りたいと思います。