猫が私のティッシュを咥えて母の元に運んでいく、という話を猫飼い歴の長い知人にしたら、

知人「お母様は完全に扶養家族認定されてはりますね」

私「じゃあ私はトラオのなんなん?」

知人「…都合のいい女?」



私は猫の都合のいい女だそうです。

そして退院してきた母は

「今日はそーめんが食べたいねえ( ´▽`)」

「今日は早めにお風呂に入りたいねえ( ´▽`)」

「明日は買物に行きたいねえ( ´▽`)」

入院前よりわがまま度がパワーアップしてます。

一応病み上がりなので、私も強く出れません。

そう。私は多分今母にとっても“都合のいい女”。



まあ、いいんですけどね。
今まで患者さんにやって来たことを、猫と母にやってるだけで、やってること自体は大差ないです。
猫と老母の“都合のいい女”の役割を務めることにやぶさかではありません。


…ただ。順当に行くと、猫と母を私は見送るんですよね。

見送ったあと、“都合のいい女”はどうしたらいいんでしょうね。

私には何が残るのでしょう?



“都合のいい女”であればあるほど、見送った後の喪失感が大きい気がして今から怖いです…。