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子供の頃、おませさんな友人が、外国のミュージシャンにはまっておりました。

友人から毎日のように聞かされるので、写真を見たことも曲を聴いたこともないアーティスト達の名前だけ覚えてしまったのでした。

そもそも大昔の話なので、その時代音楽にはまるには、おうちにレコードとそれを再生する装置…すなわちオーディオコンポがあることが必須条件であり、貧乏な私には手の届かない世界ではあったのですが…

いや、いずれにしても、結局興味なかったんだろうな、と。

本当に興味があったら、友達の家や音楽ショップの店先に日参してでも聴いていたと思うんですよ。人間は欲望を満たすためには精力的に動きますからね。

フレディ・マーキュリーの歌声をしみじみ聞いて、あ、本当にすごいシンガーだったんだなと、友人は子供のくせに確かな選択眼いや選択耳？だったんだなと分かったのは、ずっとずっと大人になってから、ネットで幾らでも彼らの音楽に触れられるようになってからです。

でも、偉大なミュージシャンだと言うことは遅ればせながら分かりましたけど、もしあの幼い日に既にそれに気付いていたとして、自分は友人と一緒に

…となったのかというと。

恐らく違うと思う。

何故なら、子供の頃の自分を思い起こすと、既に指向が二次元にしか向いてませんでした。

もっぱらアニメや漫画や小説（当時はまだテレビゲームは無かったですので）をワクワクして見ていました。

「萌え～」という表現は当時まだ無かったですが、「海のトリトン」とか「デビルマン」とか「ガッチャマン」とか（地方在住だったので古いアニメの再放送がやたら多かった）に感じたワクワク感を今風に表現するなら、「萌え～」だったのかもと思います。

それでは、私の幼少期をもっとさかのぼれば、二次元嗜好に傾いてしまった原因がみつかるのでしょうか？

記憶をさかのぼってみると、答は否でした。

むしろ逆で、「三次元萌え」になっていてもおかしくない経験は、ありました。

私には10才しか年の離れていない叔母が居ました。

私が3才かそこらの頃、彼女はよく私の子守をしてくれました。

今思えば、叔母自身がまだ子供と言っていい年です。好きなことでも喋ってないと、子守なんてやってられなかったんでしょうね。ごめんね、叔母(^^;)。

叔母の「推し」はジュリーでした。

ジュリーとは、当時人気だったグループアーティストの一人です。

…どこまでが雑誌などから拾った情報で、どこからが叔母の妄想なのか分からない、それは熱い熱い萌え語りでした。

データが私１人分しかありませんので、これは説どころか仮説ですらなく、単に「私はそう考える」というだけの話なのですが。

そして、更に考えれば、世の中は二次元萌え、三次元萌えだけでなく、そのハイブリッド、そしていずれにも萌えないタイプと、計４タイプに分けられるのではないかと。

いずれにも萌えないタイプの割合はちょっと見当が付きませんが、生粋（？）の二次元スキー、三次元スキーよりは、ハイブリッドの人が圧倒的に多いだろうなというのは、分かります。

「二次元最高！」という人々、更には「百合こそ至上！」「いやボーイズラブ最強！」という人達も、その多くはいずれ普通に三次元のつれあいを持ち、つれあいが異性の場合は子をなしたりします。

そうでなかったら、地球の人口もっと減ってそうな気がします。

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ふう。思いがけず長い記事になりました。

BBAのたわごとを最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。

繰り返しますが、私１人のデータしか無いので、他の方はどうなのか気になります。