知人「『風邪とかで熱が出たとき、体がばい菌と闘ってる証だから、薬等で無理矢理下げるのは良くない』って聞いたけどほんとかな?
熱が高いままだと体がしんどいのでは?
氷枕とかもしない方がいいの?」


お答えします。
ええと、竹藪と戦うBBAとしてではなく、看護師として、お答えします(^^;)。

体がばい菌と闘うためにわざと熱を上げるのは本当です。
機構を簡単に言うと、

外から体内にばい菌(細菌とかウィルス)が入ってきた!
     ↓
侵入者ありの伝令が脳に走ります
     ↓
脳が対抗措置として、体温を上げる指令を出します
     ↓
発熱します


では何故、脳は発熱を指示するのか。
それは発熱した方が、敵との戦闘に有利と考えるからです。
・敵と闘う免疫機能や白血球の戦闘力がアップする
・敵の戦闘力が落ちる
発熱には上記のような利点があります。


しかし、発熱という攻撃は諸刃の剣でもあります。
何故なら人の体はタンパク質で出来ているからです。
ゆで卵を見るとよく分かりますよね。タンパク質は熱が加わると固まります。
あまりに高熱があまりに長期間続くと、ばい菌も死ぬけど人体の細胞も死にます。


なので、必要な高さの熱を必要な長さだけ出したと判断したら、脳は今度は「熱よ、すみやかに下がるのじゃー」と指示を出します。

この脳の「熱を上げるでー」「今度は下げるでー」という指示に沿うようにすれば、どのタイミングで氷枕を使うべきかが分かります。

具体的には、
・熱がドンドコ上がっていく
・でも寒気がしてぶるぶる震えている
・熱があるのに汗が出ない
・顔色が青かったりする
…と言うときには、「熱を上げるぞ作戦」の途中ですから、布団をいっぱい掛けて、なんなら暖房もがんがん掛けましょう。氷枕や冷え/ピタの出番はまだです。


・一転、やたらに暑くなってきた
・汗がだーっと出る
・顔が真っ赤
…となったら、「熱を下げるぞ作戦」に切り替わった証拠です。
氷枕等《冷やす》ことを解禁するタイミングはここです。
市販の解熱剤を飲むタイミングもここです。



なお、お医者様に掛かっている人は、解熱剤の服用のタイミング等は、お医者様の指示に従って下さい。
発熱の効能よりリスクを重く見て、早めの服薬を指示するお医者様もいらっしゃいます。特に体力の無い小児や高齢者の場合、高熱が続くことはハイリスクですので…。


↓写真が無いと寂しいので意味も無くトラオを…(^^;)