だいぶ春らしい暖かさになってきました。
園芸好きの友人は、既に雑草に悩まされている様子。

ところでこの写真を見て下さい。
これはうちの竹林と道路の境界部分です。左側が道路側、右が竹藪側です。
道路側にはかろうじてぱやぱや生えている雑草が、右側には進出できていません。
当然ながら、竹がわさわさ生えているときには、地面にはろくに日差しも当たりませんから、雑草は生えることができないでしょう。



しかし、この写真をご覧下さい。
既に竹はあらかた伐採したあとで、日照を遮るものはありません。
にもかかわらずいまだ雑草は生えてきていません。


厚く降り積もった竹の葉っぱが、土まで日差しとぬくもりが届くのを阻害しているのか。
それとも地中に恐らくは縦横に走る地下茎が、未だ残っている僅かな竹へと水分養分を黙々と送り続けているため、雑草が芽生えるほどの滋養が土に残っていないのか。

なんにせよ、殆ど伐採が終わっている状況であっても、なお竹は雑草より強いということでしょう。



「広っぱ」とか「原っぱ」というのは、もしかして方言でしょうか?
意図して作られた畑や庭園でなく、自然のままに雑草が生えまくった土地を言います。
雑草は大抵強健で、多少の日照りにも負けず青々とした姿を見せてくれます。
そして大抵、控えめで可憐な花を咲かせてくれます。
そういう天然物の原っぱが自分は大好きです。

この竹林が、雑草に覆われた美しいみどりの原っぱになることを夢見て、今日も竹伐採に励みます。