↑自宅の鉛筆削りが壊れたので、新しいのを買ってきました。

なんで鉛筆削りを買っただけの記事を書いているかというと、理由は2つあります。



理由の1つ目

近所のDIYショップ的なところに最初行ったんですけど売ってなくて。
2軒目でやっと発見しました。
あったけど種類が少ない。電動と手動を各1種類くらいしか置いてなかったです。

それでしみじみ思ったですよ。
ああ、今って鉛筆削りの需要って少ないんだなあ。つまり鉛筆の需要が少ないんだなあ。
って。

今時は生徒さん学生さんもシャーペンか。
いやそもそもアナログでノートとったりしないのか?
在宅学習だからパソコンやタブレットに入力する感じか?
学校に行ったとしても板書はスマホでぱちりか?

社会人は更に鉛筆を使う機会は少ないかもしれませんね。
特定の仕事以外はね。
自分の有職時代を思い返してみても、筆記具って言ったらほぼボールペンでした。

無職の今は、そもそも筆記具自体あまり使う場面もなくて、買物のメモ書きとかマイクラの座標のメモ書きとか、その程度ですが、鉛筆の握ったときの木の手触りや書き味の柔らかさがシャーペンやボールペンより好きで、愛好しています。




鉛筆は消しゴムで消せるという特性上から、正式な書類などには使えないことが多く、多分そのせいで、筆記具の中では万年筆やボールペンより下位に位置してるみたいな感じがありますよね。
でも作られた経緯を見てみると、インクを使ったペンの欠点を克服すべく生み出された、優秀な筆記具なんですよ。
・まずインクを使わないから濡れても滲まない、消えない。
・液体のインクを使っていないから、持ち運びが楽。インクが漏れたとか固まったとかいうトラブルもない。
・天井にも書ける。当たり前ですが液体のインクを使ったペンでは上向きの状態で書くのは構造上無理ですよね。

こんな特性から、船乗りさんとか大工さん、フィールドワークする学者さんなど、アウトドアで活躍する人々に重用されてきたそうですよ。



理由の2つ目

鉛筆削り機を作っている会社さんて、採算取れるのかな? 
と心配になりました。

だって、鉛筆の需要自体が減っていて。
更に、私のような鉛筆愛好家であっても、鉛筆削り機はそうそう買い換えるものではないと思うからです。

私は半世紀以上生きていますが、その間に鉛筆削り機を何回買い換えたか思い起こしてみると、いってもせいぜい5回か6回か…絶対10回は行ってないです。
鉛筆削り機なんてそうそう壊れるものじゃないし。
いえ、そりゃあ物だからいつかは壊れるでしょうけど。そうは言っても可動部分の多い機械とか精密機械とはわけが違うでしょう。
スマホや家電みたいに年々性能が上がって、壊れてないけど買い換えたい気分にさせる商品でもないでしょうし。

そう考えていくと。
1人の鉛筆ユーザーが一生に5、6個しか買ってくれないもの。しかも1個あたりの価格も安い商品だから当然純利益も少ない…。

そんなものを作っていて会社はちゃんとやっていけるのか?


…と心配になってしまったです。

いや、鉛筆削り機だけを作ってるわけじゃないかもしれないし、余計なお世話かも知れないけど。
(^^;)