やっと今日は上がりましたが、このところ雨続きでした。
竹藪に草刈りにも行けず。
婆の受診と最低限の買い出しのみ出掛け、あとはひたすら家に居ました。
在宅時間が長いため、マイクラが捗りました。
(マイクラしか捗りませんでした。ただの駄目な無職じゃねーか…)




略してマイクラ。
正確にはマインクラフト。
遊ぶモードが幾つかあるのですが、私はもっぱら《クリエイティブ》でやっています。
マイクラを知らない方に、マイクラクリエイティブモードとはどんなものか、一言で伝えるなら
「壮大な積み木遊び」
です。

自由に建築物が建てられます。
建築物を複数計画的に作ることで、1つの村や街を作ることも可能です。
なんなら地形そのものも変えられます。
植生や棲む動物の種類だって変えられます。
人間も生み出したり、増やしたり減らしたり出来ます。

クリエイティブモードでは空が飛べるので、闇雲に飛びながら自動生成された村をさがしたり、世界各地に自分が気まぐれに作った村々を巡回したりします。
上空から眺めて、特に問題が無いようならスルーして次の村に行ったり、何か問題があると思ったら下りていって《修正》を施したりします。
具体的には
・街に攻め込んでいる敵を殲滅したり
・建物や畑を増改築したり
・今までその街(村)にはなかったアイテム(溶鉱炉とか製図台とかマイクラには様々なアイテムがあります)を設置したり
・空から村人にパンを投げ与えたり(それによって村人が元気になり子孫が繁栄します)
…そして、立ち寄った村には、しるしとして灯りをいっぱいつけて立ち去ります。
明るいとモンスターが湧きづらいので、これは村人のためにもなるんですけど、実のところは自分が1度寄ったことが分かるようにと言う自分のためのしるしです。マイクラ世界はとても広大ですので、自動生成される村の数も多いです。印を付けておかないと立ち寄ったか立ち寄らないか分からなくなりそうだからです。


ここで私はふと思いました。

あれ? これ、マイクラ内の村人の視点で見たら。わし《神》なんじゃないか?

突然なにものかが空から下りてきて、世界を作り、人を作る。
敵をやっつけたり、今まで知らなかった技術や知識をもたらしたり、地形を変えたり、奇跡の食べ物を撒いたりして、そして何か意味ありげなしるしを残して去っていく。

…そっくりな話が、現実世界の神話や宗教に満ちあふれています。

世界各地にある世界創生や国生みの神話。
世界を作ったもの、人間を作ったものの存在。
突然空から降ってきて、きまぐれに人間に知恵や技術といった恩恵と
天罰という名の災厄を与える存在。

その存在を、私たち人間は《神》とよぶのではないか。

うん。
やっぱりわし、神やん。
私のパソコンの中のマイクラの中では。ですけどね。

であるならば。ですよ。

私たちが現実世界と認識しているこの世界が、実は誰かがプレイしているマイクラ的なゲーム内の世界ではないと果たして誰が言い切れるでしょうか?
私たちが《神》とよんでいるものは、ゲームプレイヤーに過ぎないのかもしれません。
そしてゲームプレイヤーが世界各地に残したただの目印を、《神の痕跡》としてあがめたりまつったりしているのかもしれません。

もっとネガティブな方に想像を働かせるなら、そのゲームプレイヤーはもうゲームに飽きて、ずっと放置していたりするかもしれませんし、もうプレイしないから…と言ってアプリを一発消去したりするかもしれません。


…てなことを考えてしまったのですが…
でもやっぱりマイクラは楽しい。