マイクラというゲームがあります。
広いマップ内のそこここに町や村が自動生成されます。
村の規模によりますが、数人から数十人の村人が、村と同時に自動生成されます。
とは言っても数十人の大規模な村はまれで、大体が数人で構成される小村です。

悲しいことに、数人規模の小村はいつの間にか人が絶えて空き家だけの村になっていたりします。

マイクラの村人には、寿命という概念はありませんが、敵に倒されたり、渓谷に落ちたりすれば、命を落とします。


当たり前ですが、
生まれる人数>死ぬ人数=人口は増える
生まれる人数=死ぬ人数=人口は一定
生まれる人数<死ぬ人数=人口は減る
なのですが、


マイクラの場合、ゲームを何回かやっていると、
人口が減るか増えるかの特異点のような人数がある
ことが分かります。
その人数は、村の周囲に渓谷のような危険な場所が多いか少ないか、敵の出現数が多いか少ないか等で変わってきますが、

その人数を超えない限り、人口は減り続ける。やがてゼロになる。
その人数を超えた瞬間から、人口は増加し続ける。

そんな人数が村ごとにあって、プレイヤーがかなり強く介入しないと、《生まれる人数=死ぬ人数=人口は一定》にならないのです。






もしかして、現実世界も同じなのでは…?

と、マイクラをプレイしていると思えてくるのです。

かつて人類は、地球の生き物の中では少数派だったと思います。
大きな獣にも勝てないし、自然災害にも勝てない。ウィルスや細菌にも勝てない。
そんな弱小な生き物だった。
世界人口はなかなか増えなかったでしょう。そんな期間が長く続いたでしょう。

でもあるとき、特異点を超えた。
人口は増え始めた。
とどまるところを知らず増え始めた。



マイクラの場合は、幾ら人口が増えると言っても、その村にあるベッド数を超えては増えないシステムになっています。
仮にそのシステムが無くて際限なく増えたとしても、マイクラ内の人間達は、廃棄物を出したり水や空気を汚染したりはしません。

でも現実世界は違う。
際限なく人口が増えていくと、とても厳しい未来になるでしょう。
いや、もう既にその厳しい未来に突入しているかもしれない。


現実世界には、マイクラで言うところの《介入してくれるプレイヤー、すなわち神》は居るのでしょうか…?