お花が可愛いランタナさん。
小さいお花のひとつひとつが実になります。
ツヤツヤの小さい実が手まり状に固まっているのは、なかなかにかわいいです。
最初は緑色、熟すと黒っぽい紫色になります。




なかなか美味しそうに見えますよね?
実際に甘いらしいです。
でもランタナは有毒です!!!
実の中の種子の固い殻を割った中にランタニンという毒を持っています。

※ランタナの毒性については、まとまったデータ量が無いようで、ネットで調べても表記がまちまちです。
「完熟していれば毒は無い」「いやある」
「強い毒ではない」「いや幼児の死亡例がある」
「実以外の葉や茎には薬効があるらしい」
等々…。

ただ、強さはさておき毒があることは確かなので、ペットや幼児、認知症の高齢者の身近に植えたり置いたりしない方が無難でしょう。



ランタナさんは普通にショップで売っていますが、世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている植物でもあります。
毒持ちなだけでなく、丈夫で繁殖力が強いからでしょう。

竹薮伐採地に鉢植えの小さな株を移植したら、今畳1畳分くらいになってます。
土中に竹の地下茎がびっしりで、地上部は伐採されたもののあわよくば再び竹林になろうと目論んでいる土地での、この育ちっぷりです。
もっと土がふかふかの手入れされた庭などに植えられれば、更にミラクルな生長っぷりを見せてくれることでしょう。
なので、普通のご家庭の庭にランタナを植える際には、よく考えてからにしたほうがいいと、老婆心ながら忠告させて頂きます。
他の植木全てを制圧してランタナ一強の庭になりかねません。


【おまけのサルスベリさん】
最初の竹伐採時に切り倒したサルスベリの残った切り株。
雑草に埋もれ、ひこばえから細々と花を咲かせていました。
周囲の雑草を刈り払ったら、随分元気になり、ひこばえとはいえ高さ1mくらいになり、花も複数付けています。



【おまけのニチニチソウさん】
ニチニチソウは本当に丈夫です。しかも可愛い。



【おまけのルリマツリさん】
なかなか生長できず瀕死のまま、しかしなんとか生きながらえています。この花の可憐なブルーが、へっぽこカメラマンには撮るのが難しい。大変に難しい。