警告アラームは低音にすべきだと思う
うちの婆がまた火を消し忘れて鍋を焦がしました。
(正直もう料理をしてほしくないのですが、キッチンに鍵がかかっているわけじゃないので、自由に行き来できてしまう…(-_-;))
コンロの安全装置が火を消してくれて、火災等の大事には至らず、被害は鍋と、通常より恐らくお高くなるガス代だけなのですが。
歳なので、うっかり消し忘れ自体はあってもしょうがないかなとは思うのです。
私自身もうっかりミスはやりますしね。
ただ問題だなと思うのは…
1、家じゅうに立ち込める焦げ臭さに気づかない
1番キッチンから遠い部屋にいた私が気付くレベルの臭いなのですが。
婆「気付かなかった。いつもより料理の匂いがいつまでも続いてるなとは思った」
=高齢者は臭覚が衰えている
2、安全装置の作動ランプに気づかない
婆「途中心配になって見に行ったら、火が消えてたから安心して戻った」
ちなみに私が発見したとき、ガスコンロのつまみはオンになっている状態。
赤いランプがパカパカ点灯しています。つまり婆は火を消してない。
つけっぱだったのでコンロの安全装置が火を消して、作動したことを知らせるランプを点灯させた状況だったわけですが。
婆さんは火しか確認できてない。つまみの位置とか赤いランプには全く気付けていない。
=高齢者は視覚が衰えている
(カメラやレンズ部分の衰えもあるでしょうが、それよりもカメラから送られてきた映像を処理するCPUの劣化が問題だと思われます。
そっちの方向を見ていても、気付かない、認識できていない。
スーパーなどでのもの探しが苦手になるのも、目には商品棚が映っているけれど、それが何かが認識する部位が劣化しているからだと思います。)
3、安全装置の作動警告アラームが鳴り続けていたが、気付けない。
婆「気付かなかった。なんか鳴ってるような気もしたけど。どこからか分からなかった。家の外からかと思った」
=高齢者は聴覚が衰えている
それでは、上記1、2、3への対策はあるのかと考えますと。
1に対しては。
焦げ臭さを増幅させる装置というのは、ちょっと作るのが難しそう…というか、作れても高額になって一般家庭のガスコンロに付けるのは難しそうな気がします。
2に対しては。
ガスコンロのサイズ的に、パトランプのような巨大な警告ランプを搭載するのもちょっと難しそうかなと。
3に対しては。
警告アラーム音の変更は、比較的簡単にできそうな気がします。
うっかり鍋を焦がすおっちょこちょいな人は、若くてもサザエさんのように居るかとは思いますが、一般的に考えて高齢者の方が多いのではないでしょうか?
だったら、こういう警告や警報装置のようなものは、メインターゲットを高齢者に据えて考えるべきじゃないのでしょうか?
高齢者の聴覚は高音域から衰えます。
若い女性の甲高い声などは聞こえづらくなります。
しかしそれでも「人の声」「動物の鳴き声」などはまだ聞き取りやすいようです。
純然たる電子音が高齢者は苦手です。
体温計の図り終わった後や、ガスコンロの立ち消え装置作動時の音は、大抵高い電子音で「ピーッピーッピー」ですが、これは高齢者が最も聞き取りづらい音域と音色です。
よく年寄りは悪口だけはよく聞こえるといいますが、これは科学的に理にかなっています。
甲高い声で悪口を言う人はいないので、大抵悪口というのは低く声を潜めて言うものだから、年寄りにもより聞こえやすいのです。
というようなわけなので。
各種警告音、アラーム音を、
バリトンとかの低い人の声にしたらいいんじゃないか?
と思うんですけど。どうでしょうか?
ガスを消し忘れると
例えばデーモン小暮閣下の声で「お前もろう人形にしてやろうか?」とか、
オペラの「誰も寝てはならぬ」とかが、延々と鳴り響くのです。
これなら高齢者の耳と脳にも届くじゃろう! と思うのですが。
…ただ問題は、幼児がその警告音を聴いたらちょっとトラウマになるかなとは思いますけど…。
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