FXには《買い》《売り》があります。 

《買い》は分かりやすいと思います。
 ・安いときに買って。
 ・高いときに売る。
 ・儲る。


でも《売り》は、FXをやったことの無い人には、理解しづらいかもしれませんね。
そもそも持ってないものを《売る》ってどういうこと? 
持ってなきゃ売れないじゃん?
って。



非常にあさましいたとえ話をします。





 

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↑私の大好きな本です。
あさましいたとえに使ってしまって恐縮ですが。 

定価は1,210円ですが、これが最近大人気でプレミアが付いて値が高騰しているとしましょう。 
市場価格は5千円、1万円…と鯉の滝登りのごとくあがって、現在市場価格はなんと10万円です。
私は正規の1,210円で買っていたので、手元にあります。 
大好きな本ですけど、10万円の欲望には勝てません。 
売りましょう。 
やった、98,790円の儲けです! 
↑《買い》から入り《売り》で完了する。これがFXの《買い》ですね。 


では逆の《売り》から入り《買い》で終わる取引とは。 
 『猫ねこ日記』は現在市場価格10万円です。 
しかしとどまることを知らなかった価格上昇の勢いもさすがにここ数日落ち着いてきました。 
そもそもいくら何でも高騰しすぎでした。膨らんだバブルがいつか弾けるように、価格もいずれ下落に転じ、適正価格に落ち着く日が来るのは明白です。 
私は自分の持っていた『猫ねこ日記』はさっき売ってしまったので、手元に現物がありません。 
しかし近所の図書館に所蔵されているのを発見します。 
借りてきます。 
そして売り飛ばします。
(たとえですからね。よい子は真似してはいけませんよ(^^;) 
10万円で売れました。 市場価格が落ちるのを待ちます。 
市場価格が5万円まで落ちたので、1冊購入し、さりげなく図書館に返却します。 
やった、5万円の儲けです! 
↑《売り》から入り、《買い》で完了する、これがFXの《売り》です。 

 …さて、ここでお気づきの方もいらっしゃるでしょう。 
図書返却日までに市場価格が下がらなかったら、この借りパク作戦は破綻するんじゃないの? と。 
その通りです。 
10万円で売った。 
市場価格が下がると思ってたのに、何故か更に高騰して20万円になった! 
でも返却日が迫ってきた! 
本は返さないとならない! 
そうでないと泥棒です! 
私は泣く泣く20万円で本を買い、図書館に戻します。 
これがFXの《売り》に失敗して損失を出した状況です。 


因みに今、私はポン円で若干の《売り》ポジションを持っています。
そして現在ポン円は急騰中です。 
まさに上記のたとえのようなヤバい状態です。 (^^;) 
ポン円は上昇に上昇を重ね、現在かなりの高値圏に居ます。 
さすがにもう下がるやろ…と思うと、今から《買い》で入るのは勇気が要る価格帯です。 
しかしさすがにもう下がるやろで《売り》で入ると、更に高値圏にぶっ飛ぶ可能性があり、それも勇気が要ります。 
へっぽこトレーダーには手を出しづらい価格圏です。 
ちょっと手出しちゃったですけどね。 
それで今瀕死ですけどね。 (^^;)