火の消し忘れ頻発の老母の為に、ガスコンロを「シニア向け」と銘打たれたものに替えました。 
工事費諸々込みで約20万円でした。



↑今までのコンロ 
↓シニア向けコンロ 






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特長は、 
・大きな文字で右とか左とか書いてあって、操作間違いしにくい 
・五徳になべややかんを乗せないと点火できない 
・30分連続使用すると問答無用で消火する 
・口うるさい 「火がつきました」とか「15分使用しています」とか「周辺が熱くなってます」とか、いちいち音声ガイダンスやアラームが流れる 

 その他色々、シニア向けに安全設計が施されています。 


音声ガイダンスもアラームも結構大音量ですが、 肝心なうちの婆さんには、彼女がテレビを見ていたり、他のことに気を取られていると、聞こえません。 
高齢者はどうも、1度に複数の音源から音を聞かせても、注意を向けてる1つしか聞き取れない傾向があるような気がします。 

・私が話しかける 
・近所で救急車のサイレンが鳴る 
・ガスコンロがアラームを鳴らしてる 
・電話が鳴った 

これらが同時に起こっても、うちの婆さんは話してる私の声しか認識できません。 
それぞれ単体なら、救急車のサイレンやコンロのアラームも聞こえます。 
年寄りの聴覚は不思議です。 

そんなわけで、本人に聞かせるものとしてのこのガスコンロのアラームは、あまり期待できないのですが、 遠く離れた部屋で寝ている私とトラオは目が覚めるくらいの音量なので、家人に「あ、婆さん夜中にガス使ってる、んもう!」と気付かせる効果はあります。 
逆に言うと、ひとり暮らしとか、高齢夫婦だけの世帯には、このアラームやガイダンスはあまり役立たないんじゃないかなと思います。 

 一応点火ボタンの下に、操作できないようにするロックが隠れています。 
でもこれは、ちょっと注意力のある高齢者ならすぐに発見されそうな位置です。 
特にロックの解除に指力も要らない軽いタッチだし、この機能は当てにしてはいけないと思いました。 

なので、うちは、工事に来てくれたガス屋さんが、元栓のコックをわざと低くて遠くて操作しにくい位置に設置してくれました。 屈みこんで体をひねって手を伸ばして操作しないとならないので、これは絶対老母には開け閉めできないと思います。 

このシニア向けコンロでも、使わせるのはキケンと判断したら、元栓を私が使うとき以外は閉めちゃいます。