ガラスは液体である
昨日から今日に掛けて。
全国的にお天気大荒れでしたね。
当地方も線状降水帯とやらに、ばっちり入りました。
3つの大きな川に挟まれている立地なので、雨量も心配なのですが、個人的にはそれよりも風が恐いです。
マンションなので雨戸や鎧戸の類が無いからです。
台風の強風にガラス1枚に耐えてもらわなくてはなりません。
一応入居時に全窓ガラスに飛散防止フィルムを貼りましたけど、20年近く前の話です。
フィルムだって経年劣化するでしょうし、そもそもがプロの施工でなく素人の私が貼ったものですし、どれほどの効力を発揮してくれるものか分かりません。
あとは私にできることは、
カーテンを閉めること
寝床の近くに靴を配備すること
もしもガラスが破れた場合には、段ボールをあてがって、タンスでふさいで…などと脳内シミュレーションする
くらいしかありません。
程々の雨ならば、ガラスが綺麗になっていいんですけど。
昨日はそんなのんきなことを言っていられる風速ではなかったです。
窓に近づくと、風圧で窓が…というかガラスがしなっているのが分かります。
ガラスは液体である。
正確に言うと液体と固体の中間のような性質らしいですが、ともかくも
ガラスは固体ではない
と知った時はカルチャーショックのような衝撃を受けたものです。
ヨーロッパの古い教会建築のステンドグラスを見ると、ガラスが下の方に垂れて厚くなっているのが分かるそうです。
窓ガラスが意外と強風に耐えてくれるのは、この固体ではない性質のおかげなのかもしれません。
竹や柳がしなるからこそ折れにくい、みたいな?
一点を突くような衝撃には弱いけれど、全面で圧を受けるような時には、しなって力を逃がしているのかなと。
そんなことを考えつつ、長い一夜を明かしました。
幸いにして我が家の窓ガラスは頑張ってくれて、無事台風が去るまで持ちこたえてくれましたが。
台風シーズンはこれからです。
次回も次々回も無事である保証はどこにもありません。
温暖化のせいか、年々台風が激しくなっているような気がします。
地震や台風と言った自然災害に相対すると、人間なんていかにちっぽけで無力なものか再認識させられます。
今回の台風も、各地で小さくない被害が出たようです。
被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。
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